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久世光彦(著者), 森繁久彌

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2003/05/23
JAN 9784103545033

大遺言書

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2020/12/27

好色なお爺さんが、89歳の時に人生を振り返った本。 どこまでが事実なのかよくわからないが、面白いエピソード が沢山ある。 共演者達の名前が色々出てくるのだが、8割くらいは知らない名前だ。時が過ぎればみんな忘れられていくのだな、と 人生の儚さを感じた。

Posted by ブクログ

2004/09/28

昔から役者の芸談とかインタビュー集の類いには目がなかったので、書店でこの本を見つけたときには躊躇うことなく手にとってすばやく購入してしまった。予感した通り無類の面白さで、一気に読了した。 久世が最近森繁の聞き書きの仕事をしているとは聞いていたので注目していたんだ。もう森繁にインタ...

昔から役者の芸談とかインタビュー集の類いには目がなかったので、書店でこの本を見つけたときには躊躇うことなく手にとってすばやく購入してしまった。予感した通り無類の面白さで、一気に読了した。 久世が最近森繁の聞き書きの仕事をしているとは聞いていたので注目していたんだ。もう森繁にインタビューして懐まで入りこめる人はほとんどいないだろうから、その意味で大変貴重なインタビューだと思う。また、それよりもなによりも、90歳になる現在にいたるもなお意識壮健で「森繁久彌」たる役者の芝居を堂々と演じているその凄さ。その役者を久世光彦は演出している。これは民放のTVドラマだな、と思った。毎回毎回の章が終わってページを繰ると余白ににじむ余韻がドラマが終わった直後に流れるCMを見ているときと同じ感興を想起したのよ。これはTVディレクターとしての久世光彦の作品でもあるんだよね。 森繁がマスメディアで認知されたきっかけのひとつであるNHKラジオでの仕事のくだりはさらりと語られていたのが意外だった。三木トリローの名前など1度も出てこなかった。テレビと共存する以前のラジオ局のあり方というのが今ひとつイメージしにくいんだけどね。

Posted by ブクログ

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