商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社/ |
発売年月日 | 2003/02/01 |
JAN | 9784393495261 |
- 書籍
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戦場のピアニスト
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戦場のピアニスト
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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
先に映画を2度鑑賞、そして彼を救ったホーゼンフェルト氏の伝記も読んでからこちらを読みました。 映画化の際に多少なりとも脚色されているのだろうなと思っていたのですが、驚いた事に見事にこの自伝に忠実に描かれていました。 最後にはホーゼンフェルト氏の日記の抜粋が載っていたのですが、そ...
先に映画を2度鑑賞、そして彼を救ったホーゼンフェルト氏の伝記も読んでからこちらを読みました。 映画化の際に多少なりとも脚色されているのだろうなと思っていたのですが、驚いた事に見事にこの自伝に忠実に描かれていました。 最後にはホーゼンフェルト氏の日記の抜粋が載っていたのですが、その生々しい苦しみを綴った文章も合わせて非常に心に刺さりました。 シュピルマン氏は正に神に生きろと言われていたのでしょう。
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戦争中のユダヤ人が受けた悲惨な事実はすでに数多くの本で読んだ。だから、この本を読んでもあまり衝撃を受けなかった。戦争だから殺しあうことはわかるが、非戦闘員に対して行ったホロコースト、迫害なのだから事は罪深い。改めてナチスはひどいことをしたものだなと思う。 「戦場のピアニスト」はテレビで先に見た。つい最近またテレビで2回目を見たところだった。本を読んで忠実に映画が作られていたんだなと思った。映画も本も印象に残るシーンは多い。 もう、これで終わりかと思われるシーンをたびたびくぐり抜けて生き抜いたシュピルマン。並みならぬ精神力なくしてできることではないだろう。 1個のキャラメルを6人で食べての家族との別れは切なかった。しかも突然に引き離されての別れだった。その後、家族たちは物語にほとんど登場しなかった。 しかし、やはり一番の印象シーンはドイツ軍将校だ。戦争という非人間的な行為の中に実に人間的な行為をした将校に軍人としての適格性だの任務遂行能力だのという必要は全くない。必要以上の殺戮を避けることができるかどうかが人間性の問われるところだ。日米沖縄線でも勝敗が決した状況の中でアメリカの衛生兵は傷ついた日本の民間人を治療している。戦争という極限状況の中で人間性を失わなかったこのドイツ軍将校にもっともっと焦点を当ててほしいと思う。 世界中で今もなお、行われている小競り合いや本格的な戦闘。戦わなくてはならない状況というものもあったと思う。そんな中でもこのドイツ軍将校のように一片の人間性は人として失ってはならないと思う。
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クライマックスが印象に残った。WW2の時のドイツ人は皆残酷だとどこか思っていた自分に恥ずかしさを憶えた。暖かい心を持っている人もいれば、冷たい心を持っている人もいる。今、仲の悪い国の人たちもそうではないかと考え直させられた。
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