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映像とは何だろうか テレビ制作者の挑戦 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/06/20 |
JAN | 9784004308423 |
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映像とは何だろうか
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
ラジオとは違って、目…
ラジオとは違って、目で見るメディアならではの苦悩もあり、すばらしさもある。
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テレビの草創期からNHKのディレクターとして番組を制作していた著者の視点から映像の特徴や向かう先などを述べた本 特に印象に残ったものは、「ひとり歩きする映像」「記録素材としての映像」「時間のジャンプ」といった内容だ。 映像のひとり歩きとは、映像に限らず当てはまることだと思うが、...
テレビの草創期からNHKのディレクターとして番組を制作していた著者の視点から映像の特徴や向かう先などを述べた本 特に印象に残ったものは、「ひとり歩きする映像」「記録素材としての映像」「時間のジャンプ」といった内容だ。 映像のひとり歩きとは、映像に限らず当てはまることだと思うが、撮られた(作られた)映像が作者の手を離れて各個人で違った意味に解釈されていくということである。この点に著者は自らの経験をもとに大きな危機感を持っているように感じられた。 記録素材としての映像とは素材主義に陥りやすい映像の特性を述べたものだ。番組などの映像を作る際には見る人を驚かせる「ただの記録」以上のものを作る意識が必要だ。しかし時間が経つと意図をもって制作された映像もそれ自体が素材として扱われるようになってしまうと述べていた。確かに少し残念なことではあると思ったが、同時に、だからこそ創作の余地はまだまだ残されているなと思った。 時間のジャンプとは、対象の本当の姿は過去の時間を重ねて見ることで現れるといった内容の話だ。本文中では廃墟という姿を見越した建築を行ったヒトラーの話が出てきたが、とても興味深いと思った。 最後に著者は、映像は実体のない影を作る「虚業」だといわれるが、人の心に火をつける内なる魅力が無限にあると述べていた。映像は確かに対象の影を追い続けるものかもしれないが、「時間」を伴っていることで小説やことばにはない直接的に人に訴えかける力があると思う。
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テレビの草創期にこんなに工夫がされているけど、YouTube草創期にも同じような思慮が本当にされたのか、不安になった。
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