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日本科学の先駆者 高峰譲吉 アドレナリン発見物語 岩波ジュニア新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/06/20 |
JAN | 9784005003754 |
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日本科学の先駆者 高峰譲吉
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日本科学の先駆者 高峰譲吉
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商品レビュー
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日本の科学を発展させ…
日本の科学を発展させた人のものがたりである。
文庫OFF
「池田菊苗 うま味の素「グルタミン酸」発見(清水洋美著)」からの流れ読み、図書館で借りた。グルタミン酸を発見して製品化した池田菊苗(1864-1936)とほぼ同時代の科学者兼実業家、高峰譲吉(1854-1922)。 譲吉氏はジアスターゼをアスペルギルス・オリゼに産生させて「...
「池田菊苗 うま味の素「グルタミン酸」発見(清水洋美著)」からの流れ読み、図書館で借りた。グルタミン酸を発見して製品化した池田菊苗(1864-1936)とほぼ同時代の科学者兼実業家、高峰譲吉(1854-1922)。 譲吉氏はジアスターゼをアスペルギルス・オリゼに産生させて「タカジアスターゼ」(商品名)として、また結晶精製に成功しアドレナリンを世に出した。残念なのは米麹によるウイスキー製造に挫折したこと、ぜひ飲んでみたかった。 池田菊苗と夏目漱石の交流、高峰譲吉と野口英世の対比、良いものを読ませてもらった。
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科学に疎いので、高峰譲吉を知らなかった。 でも、知らない人(あまり有名でない人)の伝記を読むのが好きなので、読んでみた。 高峰博士は幕末、富山の医者の家に生まれ、幼いころより父からエリート教育を受け、また本人にも優れた資質があったため、エリートコースをまっしぐら。アメリカにわたっ...
科学に疎いので、高峰譲吉を知らなかった。 でも、知らない人(あまり有名でない人)の伝記を読むのが好きなので、読んでみた。 高峰博士は幕末、富山の医者の家に生まれ、幼いころより父からエリート教育を受け、また本人にも優れた資質があったため、エリートコースをまっしぐら。アメリカにわたってタカジアスターゼとアドレナリンを発見し、巨万の富を築いたというんだからすごいじゃないの。 じゃあなぜ、野口英世と比べて認知されていないのか、というのは著者が考察しているので省くが、青年期までは超エリートで輝かしかったが、晩年は結構厳しかったのではないかと思う。ずっとアメリカに暮らし、妻はアメリカ人でありながら、最後まで日本文化に執着、国籍も変えなかった。アドレナリンの発見は、助手の手柄なのに横取り。長男はアルコール依存症の末転落死。妻は夫の死後23歳年下のカウボーイと結婚。 著者は博士寄りなので決して非難するような書き方はしないが、これ、うまい小説家が書いたら、結構面白い小説になったと思う。残念だ。 まあ、遺族や三共製薬や金沢市に配慮すれば、こんな本になってしまうのは仕方ないか。
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