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海のテロリズム 工作船・海賊・密航船レポート PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2003/10/31 |
JAN | 9784569631899 |
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海のテロリズム
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海のテロリズム
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
四方を海に囲まれた我が日本。でも、「海洋国家」って意識は 薄いんだよな。 「海洋国家」と言われて真っ先に思い出すのはヴェネツィア 共和国。これは私の脳が塩野史観に支配されているからも。 本書は日本沿岸に現れる北朝鮮の工作船や、マラッカ海峡 での海賊行為など。海上の脅威について...
四方を海に囲まれた我が日本。でも、「海洋国家」って意識は 薄いんだよな。 「海洋国家」と言われて真っ先に思い出すのはヴェネツィア 共和国。これは私の脳が塩野史観に支配されているからも。 本書は日本沿岸に現れる北朝鮮の工作船や、マラッカ海峡 での海賊行為など。海上の脅威についての実例レポートで ある。 発行が2003年と約10年前なので現在とは少々状況は異なって いるのだろう。今じゃ海賊と言えばソマリア沖の方が話題になる ものね。 文化や人の交流を生んだ海にも危険なことはいっぱい。民主党 政権時代に中国漁船が海上保安庁の監視船に激突した事件は 未だ記憶に新しい。 あれは単にぶつかっただけだけれど、本書で紹介されている 北朝鮮工作船はロケットランチャーまで装備だよ。下手したら 海上保安庁職員に死者が出てもおかしくないくらい。 日々、海の安全の為に働いている海上保安庁に感謝しなきゃ だわ。 座礁船や放置された密航船の処理も勉強になったが、特に興味 深かったのはマラッカ海峡での海賊行為。 マラッカ王国の誕生やら、ポルトガルの侵攻等、周辺の歴史も ダイジェストで書かれている。 海賊行為は確かに犯罪だけれど、どうして海賊になったのかを 考えるのも大切だと思うんだよね。 ソマリア沖の海賊って確か元々は漁師さんたちが多いんだよ。 ヨーロッパの会社が産業廃棄物をソマリア沖に不法投棄して、 漁場が荒れたのが原因なんだもの。 さて、海に囲まれた日本。それなのに、海からの脅威には鈍感 かもしれない。近年になって沈没したとされていた漁船が北朝鮮 による拉致の可能性が出て来た。 海はバリアにもなるけれど、危険もいっぱんなんだと覚えておき たいね。
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日本は周囲を海に囲まれた、海洋国家である。 日本国の産業、国民が必要とする物資の多く、海上輸送によって運ばれ、輸出品の多くも海上ルートで輸出される。 本書は、そんな海洋国家たる日本に住む我々が、当然認識していなければならない、海の危険について紹介している。 第一部は北朝鮮不審船を...
日本は周囲を海に囲まれた、海洋国家である。 日本国の産業、国民が必要とする物資の多く、海上輸送によって運ばれ、輸出品の多くも海上ルートで輸出される。 本書は、そんな海洋国家たる日本に住む我々が、当然認識していなければならない、海の危険について紹介している。 第一部は北朝鮮不審船をはじめとする、日本の国土及び了解に対する脅威、第二部はマラッカ海峡を中心として、アジアの航路、今そこにある危機についての実例紹介。 10年ほど前の書籍であり、書かれている内容に古さを感じるのは否めないが、国民が知っておくべきことには変わらない。 続編、もしくは改訂版が書かれることを期待する。
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海洋国家である日本に警笛を鳴らす本である。著者の立場から強めの論調になっているが、海からの攻撃に対して忘れがちになる警戒心を呼び起こすためにはよいかもしれない。ただ、データをもっと豊富に使用してもらいたかったのと、半分以上海賊事情に割かれているのは残念(現時点ではマラッカ海峡の海賊問題はある程度抑え込みに成功し、ソマリア沖へと戦場は移動しているのではなど、状況が変化してきているためリアルタイム感が失われている。無論、著者の問題ではなく、読者側の問題である)。
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