「儲け」を生みだす「悦び」の方程式 見える人にしか見えない商売繁盛の「仕組み」とは

小阪裕司(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2003/07/02
• JAN: 9784569628820

商品レビュー

2016/03/24

物が溢れた現代
お客さまは、買う理由が分からない。
↓
買う理由を教えてあげよう！
↓
そして、「悦び」で動かしてあげよう！
↓
動かした先には「仕組み」を持ったゲームボードが必要！

○ゲームボードの５つのソーン
・見込み客獲得ゾーン
・新規客獲得ゾーン
・既存客ファン化ゾーン
・非獲得客アプローチゾーン
・休眠・流出客復活ゾーン

↓
仕組みの中で、お客さまを
楽しませれば楽しませるほど儲けが生まれる
↓
つまり、商人は芸人・エンターティナー！

2011/08/20

『お客様には買う理由がわからない』
だから，お客様に買う理由をわかりやすくちゃんと教えてあげる必要があります．
その通りだと思いました．世の中にはモノが溢れすぎました・・・だからこそ，選ぶときにそれである必要を気付かせることが大切だと思います．押しつけではなく，表面的な条件（低価格のモノ，高価格なモノ，多機能なモノ，○○なモノ，，，）でもなく，それを選択する明確な理由を，それとなく気付かせてあげる必要があると思います．
極端な話，ポジティブな気持ちにさせてあげる，この本では「悦び」を与えることに意味を見出しています．あとはそれをうまく機能させるための「仕組み」を用意する．

【追記】
お客様の立ち位置によって買う仕組みを提供してあげなければいけない．例えばお客様との関係は以下に示すパターンがあり，それぞれによって受け取り方が変わってくる．よって（行動を起こさせる）最適な仕組みを提供してあげなければならない．

・見込み客獲得ゾーン
・新規客獲得ゾーン
・既存客ファン化ゾーン
・非獲得客再アプローチゾーン
・休眠・流出客復活ゾーン

お客様の事を良く知り，よく考える中で，どう誘導してファン化させるか，各ステージ（ゾーン）で抑えるべきポイントがあると思います．いわゆる仕組み作り，大切だなぁ～と感じました．

2011/07/23

　毎度のことですが、小阪節炸裂の１冊。この本もとても勉強になりました。
　既存顧客をいかにファン化するかというのがひとつの柱になっています。
　でも、読んで印象に残るのは、最後の方の「商人とは」という哲学的な問いかけに、著者が抒情的に答えているところ。著者のナルシズムと言えなくもないですが、私は素直に受け止めました。