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暇つぶしの時代 さよなら競争社会
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2003/07/05 |
JAN | 9784582831672 |
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暇つぶしの時代
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暇つぶしの時代
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は1950年生まれの団塊世代のやや後の代表。これから最も暇な時代を迎える団塊世代にエールを送っています。日本は「成熟した工業社会」段階に達している。工業社会により、私たちはかつてない物凄い大量の暇を獲得し、時間をつぶすだけの情熱を傾けるものを見出していないかも知れないと思います。これからは「暇つぶし」産業が発展する時代ですね。私には著者のやや独善的な主張が鼻につきました。
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・私は工業社会の成熟化した文化というものが「IT社会」だと思っている。文明は人に便益を与えるものであるが、文化は人にアイデンティティを与える。「まえがき」より ・「暇」という言葉は、なんとなく怠け者の感じがするが、そういう感じ方自体が、生産至上主義の時代の意識である。生産増強が...
・私は工業社会の成熟化した文化というものが「IT社会」だと思っている。文明は人に便益を与えるものであるが、文化は人にアイデンティティを与える。「まえがき」より ・「暇」という言葉は、なんとなく怠け者の感じがするが、そういう感じ方自体が、生産至上主義の時代の意識である。生産増強が社会共通の課題であった時代において、「暇な時間を持つ」というのは、「社会に参加しない」ということと同じような意味を持つことで、人々は社会の裏切り者と呼ばれないように、暇な時間があろうとも忙しいフリをしてきた。しかし、豊かな社会を経過して、もはや「生産増強」が社会の共通目的ではなくなったのである。 ・機械を機能として捉えるのではなく、機械と人間との「関係」で捉えるのである。機能は単なる合理性の追求だが、関係は無駄だけど豊かな時間の共有なのである。 ・合理性を追求する限り、どこかに別の不合理性を発生させるか、問題点を外部に押しつける形にならざるを得ない。 ・文明は多忙な生活の蓄積の上に成立するが、文化は内面的な「暇」の意識の上で成立するのである。
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帯に渋谷陽一がコメントをよせてたのでチェックした本です。最近の事件は、ほんとは暇になっちゃいけない奴らが暇になっておこしてるという気がしてたのと、やっぱり自分のなかのニート、引きこもり的なものに共振したからかも。
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