商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2003/08/10 |
JAN | 9784086002950 |
- 書籍
- 文庫
真皓き残響 十三神将
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真皓き残響 十三神将
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
炎の蜃気 邂逅編4 十三神将 変態直江はいつどのようにして生まれたのか?がこの本で分かる。 なるほど、最初は純粋無垢だったのね、直江も。 400年もあの景虎のそばにいれば、ひねくれてしまう訳だ。 安田長秀の無理解と同様に景虎に扱われて傷つく直江に萌えた。68p
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(少なくともあの男とは……虚しさを共有できる) (P120) 理解し合う事はできない(したくない)が、理解できないという共通認識、誰に言うこともできない虚しさがあるという共通認識において 理解しあえる、という景虎様の思い。 私は割とこの考え方をしてきた(この作品に出会う前から)の...
(少なくともあの男とは……虚しさを共有できる) (P120) 理解し合う事はできない(したくない)が、理解できないという共通認識、誰に言うこともできない虚しさがあるという共通認識において 理解しあえる、という景虎様の思い。 私は割とこの考え方をしてきた(この作品に出会う前から)ので、なんだかそれが肯定されたような気がして嬉しかった。 …にしても、たしかこの感慨、昭和編でも景虎様が心の内で言っていた気がするのだよな。どれだけ時間がかかっているんだ、壮大すぎる面倒くさい主従。 桑原水菜という人は、いつも歴史(正史か?)に埋もれた小さな声に目を向ける。それが「怨念」になって…夜叉衆が五人それぞれのやりかたでそこに向き合うという描き方がとても多い。 《聞き逃された思いの掬いあげ方》とでもいえばいいのか…そういう見方のできる作り手は好きだ。 長秀の奔放と実力、勝長の安定感は良いスパイス。
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- ネタバレ
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長秀参入でようやく5人揃った夜叉衆。 それにしても、長秀ほんっっとにヤなやつでどうしようかと。 でも多分、1番現実的で合理的な考え方が出来る人なんじゃないかな。 敵方の大将、しかも自分なんかよりもだいぶ若い男を今日から主人と呼べ!って言われても、すぐには納得できないよね。 戦国を生きてきた武将なら尚更。 気持ちは分かるけど、これまで散々「死人」「生き人」の狭間で悩み苦しんできた景虎さまたちからすると、冗談じゃない!って話ですよね。 状況に納得がいかないのはわかるけど、命を軽んずるのは違うよね。 慇懃無礼な態度であからさまに楯突く長秀が景虎さまを唯一のライバルと認めるまでの過程とか、夜叉衆1のお人好しに変貌していくまでの過程とか、長秀にも気になる要素満載! それにしても、生前の長秀が醜男とは。 長秀といえばちょっと日本人離れした線の細い美形、のイメージなんだけど、それって生前のコンプレックスの裏返し?? 長秀切ない…! 直江はもはや夢にまで景虎さまを見るようになっていて。 しかもいくら夢だからって何やってんの!っていう…。 景虎さまの人間性を知るにつれ劣等感を抱かずにはいられなくなってるあたり、もうすっかり直江。ああ直江。 この人出会ってわりとすぐの段階からこんなことぐるぐる考えてたんだ…。 景虎さまに憑依した長秀に対して、あの男の体の中はどんなだった?って嫉妬心めらめら。 ここから400年……果てしない! 景虎さまもすっかりカリスマが顕現されてて。惚れ惚れ。 繊細で優しくて信念を貫く強さを持つ景虎さまがほんとにほんとに大好きだああああ!
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