商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2003/07/01 |
JAN | 9784101117119 |
- 書籍
- 文庫
大本営が震えた日
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大本営が震えた日
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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
大東亜戦争は緒戦を破…
大東亜戦争は緒戦を破竹の進撃で飾り、開戦時には何の苦労も無かったかのように思われがちだが、実際には薄氷の上を行く様なきわどいものであった。開戦直前に極秘文書を積んで墜落したDC-3型機に関するエピソードから話は始まり、マレー半島に上陸予定の南遣部隊(第二十五軍)を積んだ輸送艦隊の...
大東亜戦争は緒戦を破竹の進撃で飾り、開戦時には何の苦労も無かったかのように思われがちだが、実際には薄氷の上を行く様なきわどいものであった。開戦直前に極秘文書を積んで墜落したDC-3型機に関するエピソードから話は始まり、マレー半島に上陸予定の南遣部隊(第二十五軍)を積んだ輸送艦隊の航海に関する話、難航したタイ国への平和進駐交渉の話等々、どれ一つをとっても開戦が大博打であり、ギリギリのところで勝ち取った勝利であったことを示してくれる。ハワイ攻撃が投機的であった事は良く指摘されて
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
開戦日に向かって、当時の日本の中枢が、右往左往し不安に駆られながら目的達成のために進めていく様が、なんともすごいリアルな感じで、当時の雰囲気を感じ取れた。 でも、結果、ものすごい犠牲が出てしまうのだが、、 その犠牲の上に今の日本があることは、忘れてはいけないと思った。
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八月は日本の戦争の本を読む。 昭和16年12月1日の御前会議でアメリカ、イギリス、オランダとの開戦が決定され、奇襲に向けての準備が秘かに開始された。 12月8日の宣戦布告と同時に真珠湾奇襲とマレー半島上陸を成功に導くためにはそれまでの一週間の軍事行動を絶対に察知されてはならず完...
八月は日本の戦争の本を読む。 昭和16年12月1日の御前会議でアメリカ、イギリス、オランダとの開戦が決定され、奇襲に向けての準備が秘かに開始された。 12月8日の宣戦布告と同時に真珠湾奇襲とマレー半島上陸を成功に導くためにはそれまでの一週間の軍事行動を絶対に察知されてはならず完璧な秘匿が命ぜられた。 そんな中で作戦を伝達する極秘命令書を持った将校が乗る飛行機が中国領内で行方不明に・・・。 最初はミステリー仕立ての小説のようにハラハラドキドキの展開だが、すべては緊迫の一週間における日本軍に起こった事実の記録。 エトロフ島単冠湾に集結した連合艦隊が秘かにハワイを目指すその緊迫感や、タイ国境マレー半島に上陸する陸軍の緊張感。 開戦までの一週間を知ることができた日本人必読の一冊。
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