商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新泉社 |
| 発売年月日 | 2003/06/30 |
| JAN | 9784787703071 |
- 書籍
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修復的司法とは何か
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修復的司法とは何か
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商品レビュー
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修復的司法について、その定義を試みた原点とも言える本書。 まずは犯罪とは何か、なぜそれが許されないのかを明確に、そして犯罪に対する刑罰についてもその意義を考察しているのだが、それらがなかなかに興味深い。 現在の司法における犯罪とは、国家に対する侵害行為であり国家が法律上の被害者で...
修復的司法について、その定義を試みた原点とも言える本書。 まずは犯罪とは何か、なぜそれが許されないのかを明確に、そして犯罪に対する刑罰についてもその意義を考察しているのだが、それらがなかなかに興味深い。 現在の司法における犯罪とは、国家に対する侵害行為であり国家が法律上の被害者であると。国家において、規則に対する反逆としての刑罰を司法によって決めるものであると。現行の司法を思うと非常に納得できる論法であり、ああ、だから裁かれても被害者は救われないのだなと腑に落ちた。 そもそも現在の法は、旧約聖書の時代に「目には目を」といった応報的な考え方に則って解釈され作られているが、当時はそういう意味ではなく、それくらいが適当であるのだからお互いによく検討し合って納得できる形をとりなさいという意味だったようである。 それが時代が変わるにつれ、応報的にすべきと読み違えられ、現代の所謂「刑罰」になり変わっていったというのである。 そしてそれは、ひと昔前は、権力者が国や人民を権力で押さえつけるために用いられた見せしめとしての「刑罰」として機能していた。 つまり、著者によれば、古の考え方の方がより一層修復的司法に近いということだ。 社会が複雑に変化するに伴って、解釈が変わっていくというのは起こりうるだろうなと。それは同じ時代であっても、文化が違えば同様なことが起きがちである。 現在知られるようになった修復的司法について、その可能性に言及する著者であるが、西欧では所謂刑罰としての司法から離れることがなかなか難しいと。その一方で、日本では必ずしもそうなっていない、と日本の司法のあり方について、ポジティブな捉え方で解説している箇所があるのだが、これには私もちょっと違和感を覚えた。むしろ日本の司法のあり方は、著者が言及する部分は偏りがあって上手く機能していないと指摘されることが増えている。これは翻訳者も同様に考えたようで「もう少し議論が必要でしょう」と訳者あとがきでも触れられている。 なかなか専門的な箇所も多く、また私の不得手とする西欧の歴史に関する著述が多かったりして難しかったところもあったが、司法のあり方について、理解が深まり勉強になった。 本文中にいくつか挙げられている図表はとてもわかりやすく、本章の後には丁寧に数十ページにわたって補遺が掲載されている。またそこに学びの場面で活用できそうなワークがあったりと、なかなか親切な設計。 修復的司法について、大体の知識はあるけれど、 そもそも何を拠り所としてどう考えていくべきなのかといった、より深い理解が欲しい読者にとても良い指南書になりそう。
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gacco「法心理・司法臨床:法学と心理学の学融」Week3講義5「修復的司法(1)」参考文献 https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga100+2018_03/about
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