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宗教とはなにか とくに日本人にとって 岩波現代文庫 学術107
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/08/19 |
JAN | 9784006001070 |
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宗教とはなにか
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よその国と違い、多宗…
よその国と違い、多宗教な日本。日本人にとって宗教とはどういう位置づけにあるのか。
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人はなぜ宗教に惹かれるのか…ということに興味がある人には,なかなか刺激的な本である。日本の思想家だけではなく,西洋の思想家からも,宗教に関する哲学的な部分を引用してくれて,宗教学入門書としては,いいのではないか。 ただ,わたしは「宗教とはなにか」ということを,もう少し別の視...
人はなぜ宗教に惹かれるのか…ということに興味がある人には,なかなか刺激的な本である。日本の思想家だけではなく,西洋の思想家からも,宗教に関する哲学的な部分を引用してくれて,宗教学入門書としては,いいのではないか。 ただ,わたしは「宗教とはなにか」ということを,もう少し別の視点から考えてみたいと思うようになった。それは「哲学,宗教,道徳,習慣」は,どんな関係にあるのか…である。 葬式仏教は,宗教なのか。日本人が神社で手を合わす…しかも,2礼2拍手1礼までも基本通りにやる…のは,宗教なのか。単なる習慣なのか。習慣や宗教との違いはなんなのか…。このあたりの問いに答えてくれる本が欲しい。
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日本における宗教的な意識を考察。 1章では、西洋において理論的にあまり語られることのない「悪」の問題について、「逆光の存在論」というタイトルで論じている。 2章、3章では、隠れていた儒教思想のなかの「誠」という徳をキーワードとして、また、それを西田幾多郎の『善の研究』3章...
日本における宗教的な意識を考察。 1章では、西洋において理論的にあまり語られることのない「悪」の問題について、「逆光の存在論」というタイトルで論じている。 2章、3章では、隠れていた儒教思想のなかの「誠」という徳をキーワードとして、また、それを西田幾多郎の『善の研究』3章を引用、批判しつつも、日本の宗教的土壌のルーツを照らし出していく。 4章では、先端時代における、宗教の展望をオウム事件にも言及しつつ、生と「永遠の死」を踏まえ、「今」を生きることにおける宗教性が語られる。 5章では、イスラム圏からささやかな世界の展望が語られる。
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