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モーパッサン短篇選 岩波文庫
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モーパッサン短篇選 岩波文庫

ギ・ド・モーパッサン(著者), 高山鉄男(訳者)

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モーパッサン短篇選 岩波文庫

935

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商品詳細

内容紹介 内容:水の上. シモンのパパ. 椅子直しの女. 田園秘話. メヌエット. 二人の友. 旅路. ジュ-ル伯父さん. 初雪. 首飾り. ソヴァ-ジュばあさん. 帰郷. マドモワゼル・ペルル. 山の宿. 小作人
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/08/22
JAN 9784003255131

モーパッサン短篇選

¥935

商品レビュー

4.2

25件のお客様レビュー

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2010/05/28

いろんな話があった。…

いろんな話があった。とてもわかりやすく現代にも通じるよさがある。

文庫OFF

2024/10/16

Marさんの本棚で拝見して、私も読んでみようと思いました。モーパッサンと言えば女の一生ですが、それすら読んだことは無く、まず短編から!と読み始めたら…解説文にもあるように「徹底した厭世思想と、非情な作風」で、冒頭からの10編で打ちのめされました(笑)人生なんて…人生なんて…!!オ...

Marさんの本棚で拝見して、私も読んでみようと思いました。モーパッサンと言えば女の一生ですが、それすら読んだことは無く、まず短編から!と読み始めたら…解説文にもあるように「徹底した厭世思想と、非情な作風」で、冒頭からの10編で打ちのめされました(笑)人生なんて…人生なんて…!!オウオウ(号泣)だったところに、「帰郷」「マドモワゼル・ペルル」「小作人」という、悲しいけど少しだけ情の通うお話があり、何とか生還しました。 最後の方に生き返れるお話があったお陰で、読後感は最初に思ったほど悪くなかった。 こういうお話を淡々と読める素敵な大人になりたい。

Posted by ブクログ

2024/02/18

モーパッサンは、300を超える短篇を書きましたが、その中から15篇を訳者が厳選収録したもの。 特に良かったものを以下に。 『シモンのパパ』 母と二人暮らしのシモンという子供が、父がいないことでイジメに遭っており、絶望して死を考えていたところ、鍛冶屋の職人に助けられ…心温まる、い...

モーパッサンは、300を超える短篇を書きましたが、その中から15篇を訳者が厳選収録したもの。 特に良かったものを以下に。 『シモンのパパ』 母と二人暮らしのシモンという子供が、父がいないことでイジメに遭っており、絶望して死を考えていたところ、鍛冶屋の職人に助けられ…心温まる、いい話でした。 『田園秘話』 隣り合う二軒の百姓家で、どちらも4人の子供がおり、貧しいながらも仲良くくらしていました。ある時、裕福ながら子供のいない夫妻がやってきて、遊んでいる子を気に入り、毎月多額のお金を終生贈るから、養子にもらえないかと持ちかけます。一軒の家は断り、もう一軒は承諾します。その顛末は…本当の幸せとは何かと考えさせられる、教訓めいた話でした。 『二人の友』 普仏戦争で包囲されているパリの道で、時計屋の店主がかつての釣り仲間と偶然再会します。昔話に花咲かせるうちに、久々に一緒に釣りに行くことにしましたが、川辺は敵との最前線。果たして二人は…気持ちはわかりますが、戦争中なんですよね。 『ジュール伯父さん』 『メゾン テリエ』での感想と同様。新訳で読みやすかったです。 『首飾り』 ある日、着飾るゆとりもない貧しい夫婦が、大臣宅の夜会に招待されます。なけなしのお金を夫に払ってもらい、ドレスを購入したものの、装飾品がないために知人からダイヤの首飾りを借りて参加します。ところが、その夜会から帰ってくると、ダイヤの首飾りがありません…教訓めいていて、ちょっとしたどんでん返しのお話。解説に、夏目漱石が「不愉快」と評していたことが書かれていて、なかなか興味深かったです。 『帰郷』 海辺の漁村で暮らす貧しい夫婦には、5人の子供たちがいました。上の二人は再婚の妻の連れ子で、夫との間の子供は3人です。そんな家庭に、ある日から一人の浮浪者が寄りつくようになります…悲惨な運命にもめげない強さを感じました。最後が爽やかで好きです。 『マドモワゼル・ペルル』 ある家庭でお手伝いをしていながら、家族同然に暮らしている老嬢。そんな彼女には、ある秘密が…ちょっと悲しい恋物語。 『山の宿』 道が閉ざされてしまう、冬季の山の宿で春まで留守を預かって過ごす、二人の男の物語。ある日、老ガイドが一人で猟に出かけたまま、その日に帰ってきませんでした。若いガイドは、探しに行けども見つけることができません。絶望と恐怖のうちに、時は刻々と過ぎてゆき…恐怖は狂気に変える。ちょっとしたホラーですね。 他の短篇も良かったです。タイトルだけ列記。 『水の上』『椅子直しの女』『メヌエット』『旅路』『初雪』『ソヴァージュばあさん』『小作人』 追記: 表紙はルノアールの『小舟』。『水の上』の元のタイトルは『小舟に乗って』です。解説に著者がボート漕ぎに熱中していたことが書かれています。 表紙と合っていると書きたいところですが、その内容はちょっとしたホラーでした。

Posted by ブクログ

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