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エクソフォニー 母語の外へ出る旅
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エクソフォニー 母語の外へ出る旅

多和田葉子(著者)

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エクソフォニー 母語の外へ出る旅

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2003/08/22
JAN 9784000222662

エクソフォニー

¥2,420

商品レビュー

4.2

12件のお客様レビュー

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2025/07/01

ハンブルグに住み、ドイツ語で執筆活動をする著者のエクソフォニーとしてのさまざまな体験、感覚を書いたエッセイ。母語以外の言語にどっぷりつかって暮らすうちに芽生える言語感覚は面白い。 移民たちの言葉について触れた箇所で、言葉は壊れていくことでしか新しい命を得ることができない、と書く。...

ハンブルグに住み、ドイツ語で執筆活動をする著者のエクソフォニーとしてのさまざまな体験、感覚を書いたエッセイ。母語以外の言語にどっぷりつかって暮らすうちに芽生える言語感覚は面白い。 移民たちの言葉について触れた箇所で、言葉は壊れていくことでしか新しい命を得ることができない、と書く。移民の言葉の問題を脇に置いても、言葉は変わっていくものだし、イデオロギー的に言葉を「守る」という主張には違和感を覚えていたので、ここは深く納得。 リズムとして文法をとらえる、語順、分離動詞、冠詞などの文法の要所を音楽として感じる、というのも実感としてある。「母語の外に出ることは、異質の音楽に身を任せることかもしれない。エクソフォニーとは、新しいシンフォニーに耳を傾けること」と。なるほど。

Posted by ブクログ

2017/04/26

2部がテレビドイツ語会話とは知らなかった。ドイツ語の単語についての感覚が鋭い。ドイツ語の勉強にもなる。

Posted by ブクログ

2012/08/12

日本語とドイツ語で創作や自己翻訳を行っている多和田葉子氏のエッセイ。 ダカールからマルセイユまで、世界の様々な都市を巡りながら、著者の言語に対する 鋭敏な感覚で「母語の外へ出る旅」の様子が描写されている。 表題にも含まれる「エクソフォニー」というのは、「母語の外へ出た状態一般を...

日本語とドイツ語で創作や自己翻訳を行っている多和田葉子氏のエッセイ。 ダカールからマルセイユまで、世界の様々な都市を巡りながら、著者の言語に対する 鋭敏な感覚で「母語の外へ出る旅」の様子が描写されている。 表題にも含まれる「エクソフォニー」というのは、「母語の外へ出た状態一般を指す」らしい。 多和田が紹介したことにより、日本の文学研究でもこの語が使われ始めたとか。 フツーな感覚から考えたら、日本語で書ける作家が、なぜわざわざドイツ語でも書くのか、疑問に思うだろう。 当然、日本語のほうが自由に操れるはずだし、効率よく書けるはずだ。 子どものころからドイツに暮していたならともかく、彼女がはじめてドイツで生活したのは大学を出てからだ。 こうした疑問に対する多和田の答えは、エッセイの中に書かれている。 「わたしはA語でもB語でも書く作家になりたいのではなく、むしろA語とB語の間に、詩的な峡谷を見つけて落ちて行きたいのかもしれない。」(p.32) なるほどねー、 とすぐに納得できるような話じゃないけど、なんとなく分るよ。 しかし、これじゃあ著者の自己満足に過ぎない、と思うひともいるだろう。 だいいち、ほとんどの読者は日本語かドイツ語のどっちか一つしかできない。 「詩的な峡谷」を、読者は著者同様に見つけることができるのか? まあ、百聞は一読に如かずということなので、実際に彼女の作品を読んでみるのが手っ取り早いだろう。 で、読んだのは『旅をする裸の目』だが、これについてはまたいつか。

Posted by ブクログ