商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2002/12/20 |
JAN | 9784105418038 |
- 書籍
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
遠い夢の中を漂っているみたいな気分になりました。 とてもきれいな透明な世界。 生命のにおいのしない不思議な人たち。 詩のような抽象的かつ美しい文章。 一人で雨の日なんかにぽつりぽつりと読みたい小説だなぁと思いました。 また、読もうっと。
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デリーロを読んだのは、初。 他の著書のあらすじを見る限り、政治的テーマというか、メディアでとりあげられる社会的問題と人間との間の関係性を扱ったテーマが多いみたいなので、人間の中の中の、奥底に焦点をあてたこの作品はおそらく異色なのだろう。主人公は、結婚してまもない夫の突然の自殺をう...
デリーロを読んだのは、初。 他の著書のあらすじを見る限り、政治的テーマというか、メディアでとりあげられる社会的問題と人間との間の関係性を扱ったテーマが多いみたいなので、人間の中の中の、奥底に焦点をあてたこの作品はおそらく異色なのだろう。主人公は、結婚してまもない夫の突然の自殺をうけた、その三番目の妻のローレンで、その彼女の心の内部に起こる変化を、いつのまにか家に住み込んでいた奇妙なな一人の青年との交流を通じて描いている。この物語の中で起こる出来事や人物設定は突飛というか非日常的な部分が多いのだけれど、そこ隠された心髄は人間だれしも共通する、普遍的で身近なものだと思う。 ただ残念なのが、読んでいて最後まで強烈に物語の中に引きづられて行く感覚がなかったところ。ただの傍観者にしかなりえなかった。抽象的な表現も多く、すんなり想像できない部分も多かったし、そうすると頭の中で出来かけていた物語がそこで切断されるというか。。。それでも読み終わった時に一つの情景が余韻として頭の中に残ったので、とてもいい作品なんだとは思う。いずれ丸一日誰の邪魔も入らない日に、腰を据えてじっくり読み直してみよう。そうすれば、今度はもっと理解できるはず。 と信じたい。
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ひとつひとつの文章がとても美しく、読んでいて心地良かった。 内容はよく覚えていないが、数年前に読み終わった時の感触だけは不思議と思い出せる。
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