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ディナモ・フットボール 国家権力とロシア・東欧のサッカー
2,640円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2002/04/16 |
| JAN | 9784622033899 |
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ディナモ・フットボール
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ディナモ・フットボール
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商品レビュー
4.7
7件のお客様レビュー
ディナモ・ザグレブやディナモ・キエフなどのチームは知ってはいました。ですがまさかそれが内務省や秘密警察から来ていたとは・・・! 内務省といえばロシアいうとあのKGBです。現在はFSBに名前が変わっていますが、KGBはプーチン大統領が在籍していたことでも知られる組織です。ソ連時代...
ディナモ・ザグレブやディナモ・キエフなどのチームは知ってはいました。ですがまさかそれが内務省や秘密警察から来ていたとは・・・! 内務省といえばロシアいうとあのKGBです。現在はFSBに名前が変わっていますが、KGBはプーチン大統領が在籍していたことでも知られる組織です。ソ連時代の恐るべき組織が「ディナモ」の由来だったと知り本当に驚きました。 これは名著です。思わぬところでものすごい本と出会うことになりました。
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本書はみすず書房から出版されている。みすず書房に対しての私のイメージは、人文系の学術書を発行する出版社というものである。ハードカバーで、2,400円という値段、「国家権力とロシア・東欧のサッカー」という副題、サッカーをテーマにした書物としてはかなり異質な体裁ではある。 本書の発行...
本書はみすず書房から出版されている。みすず書房に対しての私のイメージは、人文系の学術書を発行する出版社というものである。ハードカバーで、2,400円という値段、「国家権力とロシア・東欧のサッカー」という副題、サッカーをテーマにした書物としてはかなり異質な体裁ではある。 本書の発行は、2002年4月。日韓ワールドカップの開催された年であり、今から20年前のことだ。 旧ソ連が実質的に支配をしていた旧共産圏諸国にも、サッカーのリーグ戦があったが、多くの国に「ディナモ」という名称を持つサッカークラブが存在していた。ディナモ・モスクワ、ディナモ・キエフ、ディナモ・ベルリン、ディナモ・ブカレスト等々。ディナモは、各国の内務省、秘密警察がバックとなっていたサッカーチームである。筆者は、各国の「ディナモ」という名前のつくフットボールクラブを訪ねる。 筆者の本テーマでの最初の取材旅行は、2000年8月のベルリンである。ベルリンの壁の崩壊が1989年11月、東西ドイツの統一が1990年10月なので、東欧の社会主義体制が崩壊してから10年ほどが経過した時点である。私も、たまたまであるが、日韓ワールドカップの少し後、2004年に東欧諸国、具体的にはポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーを旅したことがある。短期間の滞在であったので、ある一面しか見えていなかったと思うが、当時のそれらの国々は、東欧革命10年以上を経ていても、西側諸国に比べると、大観光都市であったプラハを除くと、まだまだ貧しさが目立っていた。 本書のテーマは、東欧革命前に隆盛を誇った、各国の「ディナモ」フットボールクラブが、共産主義体制の崩壊の後にどのようになっているのかを確認することであった。筆者が旅した国・都市の「ディナモ」は軒並み勢いを失っていたが、それは、共産主義体制が崩壊したために、内務省・秘密警察という後ろ盾を失ったためばかりではなかった。国そのものが、資本主義への移行期の中で秩序を失い、経済的にもまだまだ貧しい状態の中で、主力選手が西側のクラブに引き抜かれ、各国のサッカーリーグそのものが勢いを失っていたということであった。 本書が書かれてから約20年、状況は少しづつ変わってきているのではないか。2018年にはロシアでワールドカップが開催された。また、この大会でクロアチアが準優勝している。私は2004年以来、旧東欧諸国を訪問する機会を得ていないが、是非、出かけてみて、その変化を見てみたいと思う。
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熱心な欧州サッカーファンなら、東欧の旧共産圏のクラブには、「ディナモ」という名を冠したクラブが多数存在していることに気付くだろう。ディナモ・キエフ、ディナモ・ザグレブ、ディナモ・ブカレスト、ディナモ・トビリシ…。 「ディナモ」とは、英語でのダイナミック(動的)を意味し、「スポ...
熱心な欧州サッカーファンなら、東欧の旧共産圏のクラブには、「ディナモ」という名を冠したクラブが多数存在していることに気付くだろう。ディナモ・キエフ、ディナモ・ザグレブ、ディナモ・ブカレスト、ディナモ・トビリシ…。 「ディナモ」とは、英語でのダイナミック(動的)を意味し、「スポーツクラブ」のことを指す言葉とされるが、旧ソ連のディナモ・モスクワが、秘密警察が運営をサポートするクラブであったことから「ディナモ」といえば秘密警察系のクラブと認識されるようになったという。上記クラブも例外ではない。これらのクラブは、旧ソ連時代、ひときわ強さを誇ったクラブであった。 また、秘密警察系のクラブであったことから、それは「権力」と同一視されるものであり「憎悪」の対象となり得た点も見逃せない。89年の冷戦終結後、ほとんどの「ディナモ」は、クラブの名称変更を余儀なくされることになるが、結局はもとの「ディナモ」という名称にもどっている。それは他ならぬサポーター自身の要望、過去の栄光への「憧憬」からである。 この「憎悪」と「憧憬」を含みもつ「ディナモ」という言葉。本書は、この「ディナモ」を巡っての取材を通してまとめられたルポルタージュであるが、単にサッカーの域を超えており、社会・政治との関わりの中でサッカーをとらえた非常に興味深い作品といえる。
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