商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 金の星社/ |
発売年月日 | 2002/11/01 |
JAN | 9784323060781 |
- 書籍
- 児童書
ドッグ・シェルター
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ドッグ・シェルター
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商品レビュー
4.2
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アメリカ・オレゴン州のマクラーレン少年院で行なわれているプロジェクト・プーチ。そこでは野良犬や捨て犬を保護するドッグ・シェルターの犬を、少年院の子どもたちが世話をするのだった。 保護権と罪を犯した子どもたちとの出会い。素敵な取り組みですが、これを形にするのは大変だっただろうと想像...
アメリカ・オレゴン州のマクラーレン少年院で行なわれているプロジェクト・プーチ。そこでは野良犬や捨て犬を保護するドッグ・シェルターの犬を、少年院の子どもたちが世話をするのだった。 保護権と罪を犯した子どもたちとの出会い。素敵な取り組みですが、これを形にするのは大変だっただろうと想像します。お国柄なのかマクラーレン少年院は社会に対して開かれた印象があります。なによりドッグ・シェルターと協力しているということ。そして少年院の子どもたちが世話をした犬は、子どもたちの手によって飼い主募集のチラシを作られ(その掲示はもちろんスタッフが行なうのですが)、新たな飼い主と少年院の子どもが直に会って犬の受け渡しをする。また施設内で行なわれている犬の訓練に一般の人たちも参加できる、等々。これは社会で道を外れた子どもたちを見守ろうという思いの表れなのではないでしょうか。それがあってこそ、プロジェクト・プーチは成り立つのでしょう。 犬の世話をするという自分の役割を与えられることによって変わっていく子どもたち。自分を信頼してくれる犬の存在の大きさ。そしてそれを見守りそのシステムを構築したスタッフの努力。それら全てが胸を打ちます。 犬の引き取り手として自閉症の少年がやってくるのも考えさせられます。果たして自閉症の少年に犬の世話ができるのだろうか。そのことに犬の世話をしてきた少年院の少年は大丈夫と肯定します。そこにあるのはやはり信頼なのですね。犬との間で築けた信頼関係を、自閉症の少年との間にも築く。他者を信じ他者から信じられることを知り、それに価値を見出した者だからこそ言える肯定だったのでしょう。
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なんでもっと注目されないのか。こんなに素晴らしい制度があるのに日本に導入されないのは、本当にもったいないと思う。いろいろ課題があって難しいこともわかるけれど、でも……! 再犯率がほぼゼロということも信じられないけれど、それほどの効果があるってことだよなあ、と。いつか、日本で実現し...
なんでもっと注目されないのか。こんなに素晴らしい制度があるのに日本に導入されないのは、本当にもったいないと思う。いろいろ課題があって難しいこともわかるけれど、でも……! 再犯率がほぼゼロということも信じられないけれど、それほどの効果があるってことだよなあ、と。いつか、日本で実現しないだろうか。
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子どもが借りてきた本を読みました。 アメリカ的な話だけで日本では難しいことかもしれないけど、こういうシステム作りが日本でもできたらいいのに、と思いました。 子ども向けなのですごく簡単に書かれていますが、内容は本当はとても重たいことです。 児童向けだけではもったいない本。
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