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ドキュメント 裁判官 人が人をどう裁くのか 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2002/12/20 |
JAN | 9784121016775 |
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ドキュメント 裁判官
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
多数の裁判官・元裁判官へのインタビューをもとにした、読売新聞の連載記事の書籍版。 まず取材のスタンスがよかった。この手の本にありがちな「変な判決」を揶揄する内容でなくて読んでいてストレスがない。読売新聞ゆえだろう。 その上で普段語られることのない裁判官の胸のうちを覗き見ることを...
多数の裁判官・元裁判官へのインタビューをもとにした、読売新聞の連載記事の書籍版。 まず取材のスタンスがよかった。この手の本にありがちな「変な判決」を揶揄する内容でなくて読んでいてストレスがない。読売新聞ゆえだろう。 その上で普段語られることのない裁判官の胸のうちを覗き見ることを目的に掲げ、一人一人の裁判官の葛藤や信念を描く。 簡裁や破産手続き、持ち回り決済などの典型的でない訴訟手続きについて触れられていた点も、現場の現実を知れてよかった。当事者の救済のためにはとにかく迅速さを追求すべきときもあるし、本人訴訟など公平性から一段降りて柔軟に接すべき時もあるだろう。 最高裁への上告も、その実大半は上告理由をこじつけたもの、というのは面白かった。 そして時代感もよかった。本書に掲載された事件は多くが90年代のものだが、オウム事件や池田小学校事件、危険運転の厳罰化の契機になった東名高速二児焼死事件など特に刑事事件は重要なものばかりでその点でも勉強になった。 また裁判員裁判の導入前夜でもあり、一票の格差や非嫡出子訴訟などで違憲判決が出始めた時期でもある。現在の司法を考える上でも、90年代は興味深い時代だったといえるだろう。 総じて、20年以上前の新聞コラムだがいま読んでも面白かった。2002〜2022年ぐらいの射程で続編をやってくれないだろうか。
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「裁判官には国に遠慮し、おもねる傾向が強かった」と過去形で記載があるが、現在形でしょう。 また、過去の判例を重視し、その理由として整合性なり地域による格差がないようにというような論理が使われるが、言い逃れできるように過去の判例と照らし合わせているだけとしか思えない。 制度的な...
「裁判官には国に遠慮し、おもねる傾向が強かった」と過去形で記載があるが、現在形でしょう。 また、過去の判例を重視し、その理由として整合性なり地域による格差がないようにというような論理が使われるが、言い逃れできるように過去の判例と照らし合わせているだけとしか思えない。 制度的な欠点はあるにしても、やはり裁判官は国より、自分よりなんだなと再確認した一冊。 口が重いであろう裁判官の話を載せているのは労力がかかっているだろうとは思う。 払ってもいい金額:500円 (追記)こんな記事がありました。 パナホーム訴訟、会社と弁護士が高齢女性へやりたい放題 庭園破壊&高額虚偽請求 http://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_131811/ 私も裁判を見たことがありますが、少額訴訟だったせいか、事実確認など非常にいい加減で、初めに判決ありきで誘導的に進めるなぁと思ったことがあります。
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裁判官は、誠実でなければならない。そのすばらしいプレッシャーに、まじめに取り組む人たちが多いことには安心する。 九州大学 ニックネーム:すず
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