商品詳細
内容紹介 | 内容:飲み友達. 喫煙コーナー. 花火. 受話器. 牛乳瓶. 寒牡丹. 光る干潟. 碇星 |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2002/11/25 |
JAN | 9784122041202 |
- 書籍
- 文庫
碇星
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商品レビュー
2.9
7件のお客様レビュー
文体が古過ぎてちょっと引っかかる所がある。 文体にもやはり時代性が表れるものだと感じた。 そう、中学から大学の文学少年だった頃、むさぼり読んだ私小説の原風景を見たような感じです。 いずれの短編も老年の退職した男が主人公で、基本的には恵まれた老後が約束されている所に現代との乖離...
文体が古過ぎてちょっと引っかかる所がある。 文体にもやはり時代性が表れるものだと感じた。 そう、中学から大学の文学少年だった頃、むさぼり読んだ私小説の原風景を見たような感じです。 いずれの短編も老年の退職した男が主人公で、基本的には恵まれた老後が約束されている所に現代との乖離があり、しっくりこない。初版が1999年、つまり25年前の作品だと知りむべなるかなという感が絶えない。 つまり、失われた30年にまだ気づいてない時期、定年後は誰もが年金で生活していけた時代の話なのでリアリティがない。 現実は定年で退職した者の生き方は二通りしかないのではなく、生きていくことが闇の中に彷徨う事になる事も充分あり得るという事が前提としてないので、のんびりした読み物として共振する所がないという事になる
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短編集。 定年後の男の物語に心惹かれて読んだが、侘しさに泣けてくる。それでも実直に生きて行くという主人公達に愛おしさを感じる。
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子供を産んでおらず、仕事ばかりしているせいか、私は中年男性の考え方に似ているんだなぁと、この本を読んで気づいた。それにしても女性の逞しさよ。 吉村昭の短編を読むと、通勤電車が楽しくなる。乗客を見ながら、色々なことを考える(笑)
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