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対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと 講談社学術文庫1551
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2002/06/10 |
JAN | 9784061595514 |
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対馬藩江戸家老
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対馬藩江戸家老
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
対馬藩は外交問題でも…
対馬藩は外交問題でも板ばさみになって大変だった、ということが分かる。地方の藩は歴史の表舞台にはあまり登場してこないが、それを知ることは非常に重要だと思う。
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2002年(底本1995年)刊。著者は東京大学史料編纂所教授。◆江戸時代、日朝関係を辛うじて維持する役割を担った朝鮮通信使。その前代から日朝間の架け橋役は対馬の宗氏によったが、本書は宗氏から見た朝鮮通信使や日朝貿易の実態と変遷を検討(ゆえに藩江戸家老の表題にはやや疑問)。◆①元禄終末期以降、日朝貿易の量の低下。それは日本の貨幣改鋳(特に荻原重秀の策)に由来。前提として、メキシコ銀と並び日本銀も先進国清が吸収したが、その理由は清国の豊富な技術的先進的物資の対価だった点。②吉宗の将軍襲職時の来日模様が詳細。 とはいえ、吉宗期より後、幕府の財政逼迫、朝鮮通信使往来の負担の重さ、往来に伴う日本的華夷秩序の誇示の必要性の低下、朝鮮側に日本の財政力などの実力低下を悟られる危険から通信使自体衰退傾向。③中国関係の情報は主に対馬経由であるばかりか、徳川幕府は宗氏と朝鮮との貿易実態を正しく把握していなかった。例えば、品目・量。さらには抜荷(密貿易・私貿易品)や人的交流。実際、ある意味では朝鮮との交渉・外交は宗氏にほぼ丸投げの感。しかるに、貿易の利の減に伴い、幕府から宋氏への通信使応接目的の貸付増、その他の負担漸増傾向。 なお、従前の通説的見解であった日本型華夷秩序の形成を琉球使や朝鮮通信使が担ったと見る立場に対して、著者は、朝鮮通信使のその役割は副次的なものと解している。宋氏を利害の中核とする対清貿易の利の確保、この貿易に関する朝鮮の中継基地の役割、前提としての日朝間の平和の維持が江戸幕府側の主事情。朝鮮側の意義は秀吉の侵略戦争の如き事態の回避に主眼。
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[ 内容 ] 将軍吉宗の代替わりに際し、来日する朝鮮通信使。 江戸時代、朝鮮との外交交渉・貿易業務の窓口だった対馬藩は、朝鮮御役を拝命する。 莫大な出費、形式を重んじる使節、無理解な老中たち。 日朝双方の本音と建て前の間にあって、ときに詭弁を弄し、ときに脅し、ときに屈辱に耐えつつ...
[ 内容 ] 将軍吉宗の代替わりに際し、来日する朝鮮通信使。 江戸時代、朝鮮との外交交渉・貿易業務の窓口だった対馬藩は、朝鮮御役を拝命する。 莫大な出費、形式を重んじる使節、無理解な老中たち。 日朝双方の本音と建て前の間にあって、ときに詭弁を弄し、ときに脅し、ときに屈辱に耐えつつ近世の日朝「交隣」をささえた小藩の苦悩と奮闘。 [ 目次 ] 第1章 幕府の威光と日朝外交(江戸時代初期の朝鮮通信使の特質;異国の使節と日本の威光 ほか) 第2章 吉宗、将軍となる(土屋政直、朝鮮御用に再任;告訃参判使と告慶参判使 ほか) 第3章 江戸家老かく戦えり(幕府勘定方からの問いあわせ;朝鮮貿易衰退の原因 ほか) 第4章 通信使がやってくる(派遣の要請;対馬藩、拝借金を嘆願す ほか) 第5章 対馬藩の「役儀」(朝鮮ルートの対外情報;吉宗、異国の馬を望む ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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