商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/ |
発売年月日 | 2002/11/18 |
JAN | 9784758430142 |
- 書籍
- 文庫
知性の構造
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知性の構造
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2.9
7件のお客様レビュー
知性とは?精神の構造…
知性とは?精神の構造を図解しているのには驚かされる。これだけを見る為だけでも一読する価値はある。
文庫OFF
人間の知性のありかたを、数多くの図を用いて考察している本ですが、著者自身が専門とする社会科学系の学問における理論の形成過程を、著者自身の理解する解釈学的な方法によって解き明かす学問論としての意味をもっているといえるように思います。 著者は、現代の社会科学系の学問が消費文化に堕し...
人間の知性のありかたを、数多くの図を用いて考察している本ですが、著者自身が専門とする社会科学系の学問における理論の形成過程を、著者自身の理解する解釈学的な方法によって解き明かす学問論としての意味をもっているといえるように思います。 著者は、現代の社会科学系の学問が消費文化に堕してしまっていることを批判しており、なぜそうした現象が生じたのかということを説明しようと試みています。そのため、著者は現在の学問のありかたを現象として把握し、その解釈学的な解明をおこなうというしかたで議論が進められていくことになります。 しかし、著者の理解する解釈学は、非常に平板なものになってしまっているといわざるをえないように思います。著者は、われわれの知性が言語的な構造化を遂げていると考えており、それを構成している四つの契機として「命題」「事実」「前提」「真理」をあげて「TEAMの構造」と呼んでおり、それぞれの配分におうじて「日常言語」「科学言語」「説明」「解釈」という言語の四つの機能をとりだしています。しかしこのような分析は無手勝流というほかなく、それぞれの契機がたがいにどのような関連にあるのか明確になっていません。著者の議論は一種の学問論とみなすことができるのですが、著者自身の「学問という現象」についての理解をもとに、場当たり的に言語にかんする考察をつづっているという印象がつきまといます。 もっとも、こうした感想は既成のエピステモロジーに寄りかかったものにすぎず、本書のナイーヴに思える議論のなかに豊饒な可能性が秘められているという可能性は否定しません。ただ、そうした可能性を引き出すのは、たとえば吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』から有益な洞察を引き出すのと同様に、相当な力量が求められるといわなければならないように思います。
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いろいろと思索、検証などをしていて混沌としているところに羅針盤のような感じで感覚や思索の位置関係を整理できる。本の内容に当てはめる葛藤や思索があるといい。逆に、いきなりこれを読んでもおそらくはて? かもしれない。どうアクティブに機能(試行錯誤)するか。平衡を基調にした建設的あり方...
いろいろと思索、検証などをしていて混沌としているところに羅針盤のような感じで感覚や思索の位置関係を整理できる。本の内容に当てはめる葛藤や思索があるといい。逆に、いきなりこれを読んでもおそらくはて? かもしれない。どうアクティブに機能(試行錯誤)するか。平衡を基調にした建設的あり方。横軸に事実主義と想像主義縦軸に理想と手段を置き課題や葛藤をどう捉えるか、どうもっていくべきかが見えてくる本。根無し草ではない、地に足の着いた思索ガイド。
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