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デモクラシーの本質と価値 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2002/10/18 |
JAN | 9784003401613 |
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デモクラシーの本質と価値
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デモクラシーの本質と価値
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マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」も政治家や政治を学ぶことを志す人は読むべきであるが、この「デモクラシーの本質と価値」も読まれるべきであると考える。命令委任と自由委任のこと(命令委任は身分制議会においてでの話)、議員の免責特権のこと(これは行政権を行使する国王の横暴から勝...
マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」も政治家や政治を学ぶことを志す人は読むべきであるが、この「デモクラシーの本質と価値」も読まれるべきであると考える。命令委任と自由委任のこと(命令委任は身分制議会においてでの話)、議員の免責特権のこと(これは行政権を行使する国王の横暴から勝ち取ったもの)、また特筆すべきは、ケルゼンはここで比例代表制を支持していることだ。これは選挙において勝ち負けがないこと、小選挙区は勝ち負けの要素が大きく、その区割りを決めるにあたって偶然の要素が大きくなること、また小党分立の有害さは、これは「大同小異」の要素を国民の間から議会に持ち込むだけであることで、大したことではないという(よく挙げられるワイマール共和政は、大統領に非常大権が認められていたことが問題であると思うが。)。また行政国家現象も、これは民主国家を補完するものとして顕れるであろう、とする(すくなくとも日本には当てはまらないだろうが)。民主主義には指導者が適応していることも、プラトンの「国家篇」を引用し確認している。 また最後に、ナザレ人イエスが処刑されることを、民主主義の悲劇として語っている。これは皮肉なのか、キリスト教に対する非難なのかは、推し測り難いが。
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法学の大家ハンス・ケルゼンが、アウトクラシーに対しデモクラシーを擁護し、その理念を明らかにしつつ現実にはいかなる政治が行われるべきか、ということを考察した著作。リベラル・デモクラシーの理念と現実を考察する上で、今日なお示唆にとんだ指摘を数多くしている。
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