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退屈論 シリーズ生きる思想1

小谷野敦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 弘文堂/
発売年月日 2002/06/30
JAN 9784335000515

商品レビュー

2.7

5件のお客様レビュー

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2023/02/01

 うーん。ところどころおもしろいなと思う記述は出てきたけれど、小説や論文からの引用が非常に多くて、著者自身の分析というより過去に書かれたいろんな人の語りや見解を次から次に紹介されているような印象だった。「女は」「男は」という主語も目立ち、20年前の本だからか今より強い男尊女卑の考...

 うーん。ところどころおもしろいなと思う記述は出てきたけれど、小説や論文からの引用が非常に多くて、著者自身の分析というより過去に書かれたいろんな人の語りや見解を次から次に紹介されているような印象だった。「女は」「男は」という主語も目立ち、20年前の本だからか今より強い男尊女卑の考え方が根底にあるようにも思えた。冒頭の問題提起(7ページの「私が言いたいのは、「遊びが大切だ」とか「快楽を肯定せよ」とか言われると、もうごく単純な疑問が沸いてくる、ということなのである。それはつまり、「飽きないか」ということなのだ。」というもの)に興味を惹かれて読み始めたけれど、本章で長々とこねくり回した割に結論があまりに薄くて拍子抜けだった。

Posted by ブクログ

2019/12/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

多分これ、ブーメラン部分があるんですよね。 「お前が言うな」という感じの部分。 あとやんわりといっていますが ある作家の方の盛大なディスが注釈部分にあります。 でも、そんな見方もあるんだね… この厄介な、どうにもしようもない退屈。 退屈は紛らわせようとする術を間違うと えっげつない方向に向かいます。 そのよい例を私は一日に何度も目にします。 まあ、見ないことにしますけどね。 どうしてそういうことをするかは 実は終章にきっちり書いています。 おそらくああいうことをする人は ある術を忘れてしまったんだろうなと思います。 嘆かわしい… 森田療法について出ていましたが なるほど、と思いました。

Posted by ブクログ

2013/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

退屈とは何か?比較文化論の著者が文化論、人類学、生物学、心理学、社会学、文学、哲学、宗教学など実に広範な分野の知識に跨って説く、奇想天外でありながら学問的な背景もあり、楽しく床屋談義を聞かせていただいた感じがします。他の動物には退屈があるのか、古代人はどのように退屈に対処したのか、退屈しのぎとしての「性」がどのようにして、人間に発達してきたのか、ホイジンガ、カイヨワらの社会学者の説明する「遊び」とは、ハイデガー、漱石たちの退屈論・・・。その背景にはかなり「男女」の性があるとのこと。

Posted by ブクログ

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