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心の深みへ 「うつ社会」脱出のために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2002/09/30 |
JAN | 9784062114905 |
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心の深みへ
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心の深みへ
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
○社会というのは幸福度を増した分だけ不幸度も絶対に増える ○その人は無意味に死んでいくんじゃなくて、人生をどうまっとうするかというすごい仕事に直面しているわけです。 ○柳田:一律に心停止まで待たなきゃ意味がないということではなく、人それぞれに、あるいは家族それぞれに、死んでゆく人...
○社会というのは幸福度を増した分だけ不幸度も絶対に増える ○その人は無意味に死んでいくんじゃなくて、人生をどうまっとうするかというすごい仕事に直面しているわけです。 ○柳田:一律に心停止まで待たなきゃ意味がないということではなく、人それぞれに、あるいは家族それぞれに、死んでゆく人に対しての気持ちが熟して、納得する瞬間というのがやってくると思うんです。私自身も、十日目には洋二郎、お前はもう十分に生きた。よく頑張ったなという感情が満ちてきて、ここまでくれば、心停止を待たなくても、腎臓提供をすることに同意できるだろうという気持ちが、ふっと出たんですね。 「人それぞれに、あるいは家族それぞれに、死んでゆく人に対しての気持ちが熟して、納得する瞬間というのがやってくると思うんです」 その瞬間というのは、医療従事者ではなく、今までの時間を過ごしてきた家族が決める事であって、医療従事者はその瞬間を支えられるような支援のあり方が求められているのではないかと感じた。 「自死を選ぶ」ということに対しての視点が河合隼雄先生ならではの暖かい眼差しで満ちているなあと感じる。 そこを選ぶに至までに何かしらの救いがあればと思わずにいられないが、そうせざるを得ない程の力が働いてしまっているという背景がすっと心に染みてくる。
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自炊したのを契機に、再読しました。前も感じたけど、柳田邦男さんはしばしば「理が勝ってしまう」ヒトで、この本でも随所に「ああ、説明しすぎだなあ」と感じました。よく読むと、河合先生はやんわりといなしているような、柳田さんのさらなる成熟をじっと待っているような、独特の間があることに気づ...
自炊したのを契機に、再読しました。前も感じたけど、柳田邦男さんはしばしば「理が勝ってしまう」ヒトで、この本でも随所に「ああ、説明しすぎだなあ」と感じました。よく読むと、河合先生はやんわりといなしているような、柳田さんのさらなる成熟をじっと待っているような、独特の間があることに気づきます。河合先生のお話はいつものように深い。
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河合先生の本の中では(といっても対談やエッセイを中心に数冊読んだだけですが)いちばん好きです。それはやはり柳田さんとの共著だからだと思います。
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