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半落ち

横山秀夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2002/09/05
JAN 9784062114394

半落ち

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商品レビュー

3.9

248件のお客様レビュー

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2023/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アルツハイマーの妻を、殺害し逮捕された警察官を中心に、それに関わる、刑事、検察官、記者、弁護士などそれぞれの視点から物語が展開される。 そのため、最後の最後まで、真相の糸口さえ伏せられている割に、間延びした印象を持たなかった。 この点には、著者の構成の上手さを感じた。

Posted by ブクログ

2023/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

構成や文書はどんどん引き込まれるものですごい作品を読んだと感じた。しかし、それ故に読後反芻する度に呑み込めない部分が現れてきた。なぜ犯人は骨髄移植にのみこだわるのか。年齢制限の高いほかの臓器でも人の命は救えるのではないか。50歳というリミットに刑事部長は早々に気が付いていたようだが、その指摘をしたのか。息子の死因だから骨髄に限定しますというだけでは、狭義の自己満足がいささか強すぎて、幾度と出てくる聖人的な描写(目が綺麗とか落ち着いているとか)とは釣り合わないのではないかともやもやとしてきた。

Posted by ブクログ

2022/12/30

重度のアルツハイマー症を患った妻を絞め殺したと自首してきた梶刑事。事件についてはほぼ認めているものの、事件後の足取りが今ひとつつかめない。警察および検察は、反省の上で自殺の場所を求めてさまよったことに落ち着けようとするが…。 様々な関係者の視点から、梶の本当の気持ちと足取りを明...

重度のアルツハイマー症を患った妻を絞め殺したと自首してきた梶刑事。事件についてはほぼ認めているものの、事件後の足取りが今ひとつつかめない。警察および検察は、反省の上で自殺の場所を求めてさまよったことに落ち着けようとするが…。 様々な関係者の視点から、梶の本当の気持ちと足取りを明らかにしていくアンソロジースタイルの作風である。それぞれの関係者の各々の私生活と心変わりを表していくというところが本作の主題となる。 映画化されて有名になった作品だが、梶を中心とした取り調べの話かと思ったら、そうでもないのだな、というところは意外だった。 横山秀夫らしい葛藤を持った登場人物が、激昂の上で冷静になっていくというスタイルなのだが、どうも盛り上がりきらない感があるのは事実で、最終章に向かって動機が明らかになっていくが、ほとんどの章では全く確信に触れないまま終わっていく。 タイトルの「半落ち」についても、わからなくもないし、映画やドラマを見据えたインパクトのあるものではあったものの、正直なところこのストーリーに合致しているかというと若干疑問が残るものであった。 電子書籍などで数度読み返すというには丁度いい作品であろう。

Posted by ブクログ

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