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徒然草 ビギナーズ・クラシックス 角川ソフィア文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2002/01/24 |
JAN | 9784043574087 |
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徒然草
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商品レビュー
3.8
57件のお客様レビュー
読むと説教くさいな~…
読むと説教くさいな~と思うものの日常でこんなに思い出す本もない位思い出します。ためになる本です。
文庫OFF
兼好法師の人生観と信念の在り方について書かれた随筆である。時代は日本の中世だが、現代の私たちも考えることについて書かれているので、読みやすい。優秀な人の日記をのぞき込んでいる感覚で読める。 無常感が兼好に大きく影響を与えている。例えば、季節の移り変わりは急に起こるのではなく...
兼好法師の人生観と信念の在り方について書かれた随筆である。時代は日本の中世だが、現代の私たちも考えることについて書かれているので、読みやすい。優秀な人の日記をのぞき込んでいる感覚で読める。 無常感が兼好に大きく影響を与えている。例えば、季節の移り変わりは急に起こるのではなく、次の季節が徐々に進んだ結果であること。出来事(本書では祭り)のピークだけでなく、始まりの準備段階や終わりの静けさまで味わってこそ、真の出来事を見て体験したことになると言っている。これには、共感の声が多数上がるのではないかと思う。最近だと「エモい」という言葉の一部に包含されてしまぅている気もするが、振り返ることも出来事の体験だと考えると、私たちは数ある物語を今も体験し続けていて、撚糸のように数ある出来事の延長線上に生きているのだろう。つまり、一生をかけて出来事を紡ぎ合わせていくのだ。 また、自分との対話が真の友人との会話なのだと兼好は主張する。万人に当てはまるとは思わないが、言わんとしていることは分かる。誰も話を聞いてくれない、話をする人がいないと嘆く大人は多い。それは、今の友人関係では話しづらい内容だと自覚していると言っているのと同じだ。そんなことを言ったら、いつまでも思いは募るばかりである。だったら、自分に発散させれば気兼ねなく、会話をすることができるというものなのだろう。 兼好法師は、無常観を存分に味わうことが人間のあるべき姿だと考えているのではないだろうか。それゆえに、人生の無駄をそぎ落としスマートな生き方を良しとしている気がする。目標達成のためには時間を大切にし、人間関係では無駄な主張を抑え、五感を感じるように生きることを本書から学ぶことができた。
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各章の頭にまず現代語訳があり、そこで内容を把握したうえで原文に触れる形式となっており、高校の古文の授業レベルでしか古典に触れて来なかった身としてはまずそこが新鮮に感じられた そしてこの現代語訳は当時の時代背景や周囲の状況など非常に懇切丁寧に拾われており、逆にこれだけの情報が原文で...
各章の頭にまず現代語訳があり、そこで内容を把握したうえで原文に触れる形式となっており、高校の古文の授業レベルでしか古典に触れて来なかった身としてはまずそこが新鮮に感じられた そしてこの現代語訳は当時の時代背景や周囲の状況など非常に懇切丁寧に拾われており、逆にこれだけの情報が原文ではこの一言にて言い表わされているのかと、驚きをもって読み進めることもできた それが古典文学の奥深さなのか、作者兼好法師の文才のなせる業なのかわからないのは浅学の身の悲しさであるが、同じシリーズの別の作品を手にとる動機としたい
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