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どこよりも冷たいところ 創元推理文庫
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どこよりも冷たいところ 創元推理文庫

S.J.ローザン(著者), 直良和美(訳者)

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どこよりも冷たいところ 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2002/06/28
JAN 9784488153052

どこよりも冷たいところ

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

リディア・チンとビル…

リディア・チンとビル・スミスのシリーズ第4弾。今回はビルがレンガ工として(!)レンガを積みながら、事件を調べます。リディアももちろん活躍します。

文庫OFF

2023/08/26

「リディア・チン&ビル・スミス」シリーズ3冊目。 シリーズとしては4作目だが、その前の「新生の街」がなかなか手に入らないので、先に出てきたこの本に行ってみる。 というわけで今度もビルが語り手のお話。 マンハッタンの建設現場で工具が頻繁に消え、さらにはクレーンの操作係が失踪する。...

「リディア・チン&ビル・スミス」シリーズ3冊目。 シリーズとしては4作目だが、その前の「新生の街」がなかなか手に入らないので、先に出てきたこの本に行ってみる。 というわけで今度もビルが語り手のお話。 マンハッタンの建設現場で工具が頻繁に消え、さらにはクレーンの操作係が失踪する。疑わしい班長の素行調査を請け負ったビルがレンガ工として覆面捜査を開始、というところから始まる物語。 事故、死体、工事の妨害、ノミ行為、図面と違う安物の資材、借金、強請。建築会社の主の親子に開発会社の女社長、現場にちょっかいを出していそうな街の悪党にそいつと幼馴染だった調査の依頼主…。 色んなことが起き、色んな登場人物がいて、相変わらず話の展開は複雑。本人が『わたしは今、いったい何の調査に携わっているのだろう』と呟くくらいだからね。 解けてしまえばそこまでややこしくすることあったのという気もする筋書きだが、いつの間にやら依頼とは関係なく『わたしの事件』にしてしまい危ない目にあうビルの漢気に彼を支えるリディアとのコンビネーションを楽しむ話と思えば、どこへ向かうか分からない調査も、まあいいか。 二人の会話は変わらず洗練されたやり取りでいつまでも読んでいたいテンポ良さ。リディアの心の内やいい女ぶりが際立ち、最初の巻の感想に「もう少し分別があると良い」と書いたがごめんなさいねというところ。 加えて今作では現場の同僚マイク・ディメイオがいい味。レンガ積みの仕事ぶりに職人らしい人柄が現われ、あの凍える静寂をぶち壊すなんて、やるよねぇ。

Posted by ブクログ

2023/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ビル&リディアシリーズ4作目。 今回はビルの事件。 あれ~、前作でもう少し親密な感じになっていた気がするだけれど、また何とも微妙な距離感の二人になっている。 ビルの知人であり、引退警官で探偵業を営むチャックからの再委託案件。 とある建設現場で物資がくすねられる事案が続き、挙句の果てに重機までが盗難に遭う。 監視を強化したことで事態は収まったと思いきや、今度は作業員が行方不明に。 怪しいと睨んでいる、作業員の中に紛れ込む好ましからざる人物ジョー・ロメオ、こいつの尻尾を掴むためにビルがレンガ工として現場に潜入する。 ビルとリディア各々が独立性を持った調査を進める中、ちょっとしたすれ違いをしつつ、結局は息の合ったコンビプレーをするところが読みどころ。 また、終盤リディアがビルに、 「ちょっと飽きてきたんだけど。女は引っ込んでろ、ビル・スミスはタフだぞっていう、マッチョな態度が。建設現場で働き始めたとたんよ。そんなんじゃなかったのに。」 と相棒としての尊厳を求めて声を荒げる場面が印象的。 ビルは真に反省し、リディアは微笑む。 清々しい解決。 事件の方は相変わらずの込み入り具合で、絡まり合った糸をほぐしきった後の姿に”え、そんな複雑なこと起こります?”ってなるけど、まぁその過程が楽しいのでよし。 次は『苦い祝宴』。

Posted by ブクログ

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