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不撓不屈
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不撓不屈

高杉良(著者)

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不撓不屈

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2002/06/20
JAN 9784104547012

不撓不屈

¥1,870

商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2019/12/21

高杉良『不撓不屈』(新潮社)は国家権力の弾圧と断固闘った飯塚毅・税理士の物語である。飯塚は大蔵省キャリア官僚の誤りを指摘し、やり込めた経緯があり、そのために私怨を持たれてしまう。違法性がない行為に対して、脱税指南をしたとして刑事告発された。官僚の横暴や傲慢がこれでもかと描かれる。...

高杉良『不撓不屈』(新潮社)は国家権力の弾圧と断固闘った飯塚毅・税理士の物語である。飯塚は大蔵省キャリア官僚の誤りを指摘し、やり込めた経緯があり、そのために私怨を持たれてしまう。違法性がない行為に対して、脱税指南をしたとして刑事告発された。官僚の横暴や傲慢がこれでもかと描かれる。自分達の面子しか考えない公務員のいやらしさが描かれる。公務員を監視し、公務員倫理の徹底に努めなければならない。 公務員が作文した虚偽内容の文書に捺印を強要するなど弾圧の手口が描かれる。勾留中の被告人の取り調べでは弁護士の悪口を言い、弁護士と被告人の離間を図る(221頁)。 渡辺美智雄代議士の国会質問では公務員の手口が批判された。「交通事故だって警察官は道路に立ってないで、わざわざ電信柱の陰にみな隠れていて、あれは踏切で一時停止しなかった。あれは何だ、件数は何件あがった」(294頁)。これは現代の交通違反取り締まりも変わっていない。 刑事裁判では検察が調書など証拠物の開示を拒み、弁護側から批判され、裁判が長期化した(340頁)。これも現代の刑事司法の問題につながる。フェアではない。

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2016/02/15

気骨の会計士と国税庁(大蔵省)との戦いを描いた作品。いわゆる「飯塚事件」として有名な事件である。 国税庁からの理不尽な税務査察に対して、まさに不撓不屈の精神で一歩も引かずに戦い抜く姿は、まさに圧巻。 また、暴走した国家権力の恐ろしさを改めて認識することができ、行政マンのはしくれと...

気骨の会計士と国税庁(大蔵省)との戦いを描いた作品。いわゆる「飯塚事件」として有名な事件である。 国税庁からの理不尽な税務査察に対して、まさに不撓不屈の精神で一歩も引かずに戦い抜く姿は、まさに圧巻。 また、暴走した国家権力の恐ろしさを改めて認識することができ、行政マンのはしくれとして教訓となる内容であった。

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2014/08/08

一税理士が国税当局、検察庁という国家権力からの弾圧に立ち向かう実話にもとづく経済小説。たぐいまれなる一人の男の高い見識と高い志が税理士という職業人が“独立した公正な立場”で仕事をする権利を守った。何かに闘いを挑むには絶えず努力を怠らない強い心と周りの人々からの強い信頼が大切だと思...

一税理士が国税当局、検察庁という国家権力からの弾圧に立ち向かう実話にもとづく経済小説。たぐいまれなる一人の男の高い見識と高い志が税理士という職業人が“独立した公正な立場”で仕事をする権利を守った。何かに闘いを挑むには絶えず努力を怠らない強い心と周りの人々からの強い信頼が大切だと思いました。

Posted by ブクログ

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