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カブキの日 新潮文庫
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カブキの日 新潮文庫

小林恭二(著者)

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カブキの日 新潮文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2002/07/01
JAN 9784101478128

カブキの日

¥607

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2018/07/16

小林恭二作品初読。 「歌舞伎の国のアリス」という感じでした。幹部の一階、役者の二階、混沌とした三階…迷路のようで扉を開けるたびに現れる不思議な世界と踊り、危険な目にあって、三階の奥に住まうと信じられている伝説の人物…。船舞台の謎とヤヤコ踊の哀しさと美しさ。 それと同時並行して起こ...

小林恭二作品初読。 「歌舞伎の国のアリス」という感じでした。幹部の一階、役者の二階、混沌とした三階…迷路のようで扉を開けるたびに現れる不思議な世界と踊り、危険な目にあって、三階の奥に住まうと信じられている伝説の人物…。船舞台の謎とヤヤコ踊の哀しさと美しさ。 それと同時並行して起こる、歌舞伎の派閥争いと顔見世の大舞台による張り詰めた緊張感。事件と疑惑の噂。 21世紀の歌舞伎が大流行して、全ての人の熱量と関心と金が歌舞伎に集まっている世界線なら起こり得たかもしれない、歌舞伎を舞台にしたファンタジー、キラキラしい歌舞伎と先の全く読めないドキドキ感が面白かった。 ところどころ挟まれる長唄?狂歌?の意味を理解できる感性と歌舞伎の知識が私になかったので、どこまで実在の歌舞伎を踏まえているのかが読み取れず、残念でした。

Posted by ブクログ

2017/11/23

神々のちょっとしたいたずらが舞台に大混乱を招き寄せる しかしそれがたたき台となって、奇跡的パフォーマンスを生じる 「プロレスの神」アントニオ猪木が後にやろうとしたことだ 数年先立って、ここではカブキを題材に行われている 猪木のそれは散々な結果だったが しかしこの小説では カブキの...

神々のちょっとしたいたずらが舞台に大混乱を招き寄せる しかしそれがたたき台となって、奇跡的パフォーマンスを生じる 「プロレスの神」アントニオ猪木が後にやろうとしたことだ 数年先立って、ここではカブキを題材に行われている 猪木のそれは散々な結果だったが しかしこの小説では カブキの申し子と呼ぶべき2人の「貴種」が出現して 奇跡を成立させている 2人の演技が具体的にどんなものか、誰もが知りたがることだろう とにかくすごすぎてポエムでしか表現できないほどだ(アカン) まあファンタジーと思えば済む話なんだけどね もうひとつ プロパガンダというものについて考えないわけにもいかんのだ

Posted by ブクログ

2015/01/08

見えるはずのない 阿国踊り が 見えてくる 聞こえるはずのない 下座の囃子が 聞こえてくる そこ(世界座)にいないのに その桟敷席の片隅で一部始終を見ているような その臨場感がすばらしい 私たち(日本人)の中に流れている カブキの文化を愉しむDNAを 引き出してもらったような気...

見えるはずのない 阿国踊り が 見えてくる 聞こえるはずのない 下座の囃子が 聞こえてくる そこ(世界座)にいないのに その桟敷席の片隅で一部始終を見ているような その臨場感がすばらしい 私たち(日本人)の中に流れている カブキの文化を愉しむDNAを 引き出してもらったような気がする 歌舞伎のことが よくわかっている人は むろんのこと 歌舞伎を 全く見たことのない人も 充分 楽しめる 極上のエンターティメントですね

Posted by ブクログ

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