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内村鑑三の『代表的日本人』を読む
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内村鑑三の『代表的日本人』を読む

岬龍一郎(著者)

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内村鑑三の『代表的日本人』を読む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 致知出版社/
発売年月日 2001/11/12
JAN 9784884746124

内村鑑三の『代表的日本人』を読む

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2021/03/27

内村鑑三は敬虔なキリスト教徒だったが、 そのバックボーンには武士道があった。 二つの「教え」は一見まるで違うものに見えるが、 内村の中では全く矛盾せず、むしろ強固に 結びついたのだろう。 新渡戸稲造も、日本の武士道と西洋のノブレス-オブリージュをかなり近いものと見なしていた。 内...

内村鑑三は敬虔なキリスト教徒だったが、 そのバックボーンには武士道があった。 二つの「教え」は一見まるで違うものに見えるが、 内村の中では全く矛盾せず、むしろ強固に 結びついたのだろう。 新渡戸稲造も、日本の武士道と西洋のノブレス-オブリージュをかなり近いものと見なしていた。 内村が選んだ5人の代表的日本人はみな、 強烈に武士道の美徳を備えた人だったと言える。 西郷隆盛は「天の人」という感じがした。 彼の道徳規範は「天」。「天」に恥じない行動をすること。「天」に忠実であるということは、己に忠実であるということ。 鷹山の徳による治世。尊徳の仁政。 みな武士道を地で行った人たちだ。 キリスト教は「神の道」、武士道は「人の道」。 でも、正直、勇気、恥を知るという武士道の道は、 実はキリスト教の神がその道とするところでもある。 今の日本人には、武士道の道徳感はだいぶぼんやりとしてきて、ほとんど消えかかっているようにも見える。 だけど、やはり私は日本人なんだから、 現代に生きていても、武士ではなくても、 これを失ってはいけないと思った。

Posted by ブクログ

2012/02/24

岬龍一郎・著、初版・2001年11月、220ページ。 内村鑑三の『代表的日本人』の現代版解説書。 という本の性質上、どうしても、原書よりも内容的に薄まっているのと、 後は著者の意見が反映されてしまう。 現代の政治家などに対する批判もところどころに見られる。 ただ、武士道精神を...

岬龍一郎・著、初版・2001年11月、220ページ。 内村鑑三の『代表的日本人』の現代版解説書。 という本の性質上、どうしても、原書よりも内容的に薄まっているのと、 後は著者の意見が反映されてしまう。 現代の政治家などに対する批判もところどころに見られる。 ただ、武士道精神を体現する(内村が考える)代表的な日本人を通して、 武士道について理解を深めるという意味では良い本。 ちなみに、内村の『代表的日本人』で取り上げられているのは、 ①西郷隆盛 ②上杉鷹山 ③二宮尊徳 ④中江藤樹 ⑤日蓮上人 の5名。それぞれ違う側面をもって、日本人の精神を代表する人物としている。 日本人・日本人の精神(武士道精神)に対する理解を深める際に参考になる一冊だが、この本だけを読んでも、恐らくそれほど心に響かないと思われる。 そういう意味では、初心者向きの本ではない。 最後に西郷の章で書かれている【指導者の十の条件】 【指導者の十の条件】 ①心身共に健康である ②仕事に対して哲学を持つ (何のためにやるかという目的意識) ③人間的魅力がある (明朗さ、誠実さ、やさしさなどの性格) ④強い意志と行動力がある (不屈の精神) ⑤大局観を見る能力がある (先見性、状況判断力) ⑥自己啓発力がある (すぐれた師匠を持つ、自らを高める努力) ⑦孤独に耐えうる力がある (付和雷同しない力、ある意味の冷徹さ) ⑧演出力がある (説得力、実行力、威風堂々) ⑨人材育成能力 (公平、公平に人を見る) ⑩尊敬される能力がある (一つでも卓越した能力がある) だそうです。これは、抑えておくべき。

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