商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/12/17 |
JAN | 9784003225493 |
- 書籍
- 文庫
夫が多すぎて
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
夫が多すぎて
¥660
在庫なし
商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
この戦争のもたらした…
この戦争のもたらした悲劇を、モームは抱腹絶倒の喜劇に仕立てあげた。第一次大戦直後に上演され、ロンドンで、ニューヨークで大当りした作品。
文庫OFF
モームは『月と六ペンス』を読んだときは難解に感じたが、この戯曲は軽妙で読みやすかった。特に「自分のために世界は回っている」タイプの妻ヴィクトリアが強烈だった。2010年の日本公演では松たか子が演じたそうだが、わがままだけでチャーミングで素直なヴィクトリアはきっとハマリ役だったこと...
モームは『月と六ペンス』を読んだときは難解に感じたが、この戯曲は軽妙で読みやすかった。特に「自分のために世界は回っている」タイプの妻ヴィクトリアが強烈だった。2010年の日本公演では松たか子が演じたそうだが、わがままだけでチャーミングで素直なヴィクトリアはきっとハマリ役だったことだろう。
Posted by
読みやすい。モームの喜劇。 実際にこういうことは、無くはないんだろうね。 ストーリーは非常にシンプルで、三島由紀夫のレター教室を雑にしたような話。 ストーリーより、むしろ、当時の風物や、法律の隙間を縫うアレコレが興味深い。 ネイリストってこんな時代からいたのね。しかも訪問ネイリ...
読みやすい。モームの喜劇。 実際にこういうことは、無くはないんだろうね。 ストーリーは非常にシンプルで、三島由紀夫のレター教室を雑にしたような話。 ストーリーより、むしろ、当時の風物や、法律の隙間を縫うアレコレが興味深い。 ネイリストってこんな時代からいたのね。しかも訪問ネイリスト。愚痴聞きするのが仕事の一部なのも同じ。 不倫の事実を作るため、一晩一緒に過ごすが、ひたすらトランプをするという職業の女性。 しかもこの人ももとは上流階級の女性だとか。未亡人で、子供と老親の面倒をみるためにこの仕事をしているんだ。しかも売れっ子。 戦争で男が一時的にいない、またはたくさん死んでしまうと、女性の社会進出はすすみ、細分化した職業が生まれる不思議。
Posted by