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夫が多すぎて の商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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この戦争のもたらした…

この戦争のもたらした悲劇を、モームは抱腹絶倒の喜劇に仕立てあげた。第一次大戦直後に上演され、ロンドンで、ニューヨークで大当りした作品。

文庫OFF

2025/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

喜劇で、掛け合いが面白い。古典(ってほどじゃないか、とりあえず昔の話)はとかく読みにくいけど、劇はテンポよく読みやすくていいな。シェイクスピアとかもそうだけど。

Posted byブクログ

2021/09/10

モームは『月と六ペンス』を読んだときは難解に感じたが、この戯曲は軽妙で読みやすかった。特に「自分のために世界は回っている」タイプの妻ヴィクトリアが強烈だった。2010年の日本公演では松たか子が演じたそうだが、わがままだけでチャーミングで素直なヴィクトリアはきっとハマリ役だったこと...

モームは『月と六ペンス』を読んだときは難解に感じたが、この戯曲は軽妙で読みやすかった。特に「自分のために世界は回っている」タイプの妻ヴィクトリアが強烈だった。2010年の日本公演では松たか子が演じたそうだが、わがままだけでチャーミングで素直なヴィクトリアはきっとハマリ役だったことだろう。

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2019/11/06

読みやすい。モームの喜劇。 実際にこういうことは、無くはないんだろうね。 ストーリーは非常にシンプルで、三島由紀夫のレター教室を雑にしたような話。 ストーリーより、むしろ、当時の風物や、法律の隙間を縫うアレコレが興味深い。 ネイリストってこんな時代からいたのね。しかも訪問ネイリ...

読みやすい。モームの喜劇。 実際にこういうことは、無くはないんだろうね。 ストーリーは非常にシンプルで、三島由紀夫のレター教室を雑にしたような話。 ストーリーより、むしろ、当時の風物や、法律の隙間を縫うアレコレが興味深い。 ネイリストってこんな時代からいたのね。しかも訪問ネイリスト。愚痴聞きするのが仕事の一部なのも同じ。 不倫の事実を作るため、一晩一緒に過ごすが、ひたすらトランプをするという職業の女性。 しかもこの人ももとは上流階級の女性だとか。未亡人で、子供と老親の面倒をみるためにこの仕事をしているんだ。しかも売れっ子。 戦争で男が一時的にいない、またはたくさん死んでしまうと、女性の社会進出はすすみ、細分化した職業が生まれる不思議。

Posted byブクログ

2025/02/10

戦死したと思っていた夫が、すでに再婚していた夫人のもとに戻って来た喜劇。 二人の夫がお互いに妻を擦り付け合う展開が面白い。百年前のイギリスの皮肉が現代日本でも古くなく、むしろ新鮮でした。

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2013/10/16

○戦死した夫ウィリアム―その妻ヴィクトリア―新しい夫フレデリック(戦死した夫の親友)という三角関係を面白おかしく描き出した物語です。ドロドロした雰囲気はありませんが、身勝手な女性、自己犠牲を美徳とする精神、当時の離婚制度などなどに対する皮肉をたっぷり込めた描写に面白さがあります。...

○戦死した夫ウィリアム―その妻ヴィクトリア―新しい夫フレデリック(戦死した夫の親友)という三角関係を面白おかしく描き出した物語です。ドロドロした雰囲気はありませんが、身勝手な女性、自己犠牲を美徳とする精神、当時の離婚制度などなどに対する皮肉をたっぷり込めた描写に面白さがあります。 ○ヴィクトリアは自分を「忍耐の権化」といっているけれど、読み進めると全くそうではないことが分かります。とりわけ滑稽だと思ったのは、二人の夫が美しい自己犠牲(という名の面倒な妻の押し付け合い)をみせ、それをヴィクトリアが美しい魂だなんだといって称賛するところです。召使は逃げるし、よほどわがままだったのでしょうか、美女のヴィクトリアさん。 ○結局、ヴィクトリアは金持ちの成金と結婚するために「はじめてのお願い」とやらで強引に二人の夫との離婚しようと弁護士を雇います。そんななかでも、彼女が本当に自分を忍耐の権化だと思っている描写がちらほら。そんな彼女に対する作者の答えは、「女に関してとやかくいうのと同じで、まったくむだ(p. 137)」というものだと思います。自分を正当化するのがとってもお上手。 ○夫から離婚を求めるには姦通を証明すればよいのに、妻からだと姦通・暴力行為か同居拒否を示さなくてはいけないという離婚制度。ヴィクトリアの雇った弁護士は離婚制度についてこう説明します。あえて不条理な法律を作ることで法律違反を促し、法律家の仕事を確保しているのだと。これは作者の痛烈な批判ではないかと思います。 ○皮肉の効いた書きかた、ぼくはとても気に入りました。たとえば、姦通を立証するために雇われたモンモランシーという女性の登場シーンなども好きですね。気高き精神を持つと解説された彼女があれでは。作者は「気高き精神」という言葉が嫌いだったのだろうなと考えたりしました(以上は書き殴り、全然まとまってない!)。

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2013/09/20

1919年、第一次大戦終戦直後にイギリスで人気を博した笑劇。結婚生活や離婚制度を皮肉っている。20世紀の人には面白かっただろうな。

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2013/08/13

皮肉の効いた作品はイギリス人にお任せあれ。モームはその点変人だが、すぐれた小説や戯曲を書く人物だ。女性や結婚に対する皮肉の効いた話だが、いかにも女性嫌いのモームらしい。とはいえ、久しぶりに笑える本を読んだ。

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2012/03/27

小説のモームとは違ったおもしろさがあった。 戯曲はほとんどシェイクスピアしか読んだことなかったので新鮮。 気の利いたセリフ回しが楽しい。 こういう形の親友もおもしろいな、と男二人を見て思った。

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2012/01/22

戦死したと思っていた夫が帰ってきたが、妻は既に夫の友人と再婚していた。が、妻の取り合いになるのではなく、押し付け合いになるのが面白い。自己犠牲を装って、自由になろうとする男達がもう…バカバカしく、涙ぐましく、笑える。しかも、結末がね!! ジャック・レモンとか松たか子で舞台化もした...

戦死したと思っていた夫が帰ってきたが、妻は既に夫の友人と再婚していた。が、妻の取り合いになるのではなく、押し付け合いになるのが面白い。自己犠牲を装って、自由になろうとする男達がもう…バカバカしく、涙ぐましく、笑える。しかも、結末がね!! ジャック・レモンとか松たか子で舞台化もしたとか…セリフで聞いたら、もっと笑えるかも。

Posted byブクログ