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くじら紛争の真実 その知られざる過去・現在、そして地球の未来
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くじら紛争の真実 その知られざる過去・現在、そして地球の未来

小松正之(著者)

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くじら紛争の真実 その知られざる過去・現在、そして地球の未来

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地球社/
発売年月日 2001/04/28
JAN 9784804990408

くじら紛争の真実

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2010/05/22

鯨は元来、日本人にとって身近な生物であり、捕鯨は日本文化を形成してきた大切な要素の一つです。 しかし、現代日本においてその存在感は薄れつつあり、鯨・捕鯨に関する基本的な知識を学ぶ機会も減ってきています。 反捕鯨団体の妨害行動に関する報道に触れ、「なぜ日本は捕鯨を続けているのか」「...

鯨は元来、日本人にとって身近な生物であり、捕鯨は日本文化を形成してきた大切な要素の一つです。 しかし、現代日本においてその存在感は薄れつつあり、鯨・捕鯨に関する基本的な知識を学ぶ機会も減ってきています。 反捕鯨団体の妨害行動に関する報道に触れ、「なぜ日本は捕鯨を続けているのか」「鯨は絶滅の危機にあるのではなかったのか」「捕鯨文化が日本以外にもあるのか」といった疑問を持つ方も少なくないのではないでしょうか。 ■過去における鯨の乱獲は欧米諸国によるもの  欧米諸国は、主に燃料としての鯨油を確保するためだけに乱獲を行い、彼らにとって不要な肉や皮を廃棄してきました。幕末におけるペリーの日本来航は、捕鯨のための補給基地が元来の目的です。  日本は自然に対する畏怖の念とともに、鯨を余すところなく利用する文化を培ってきました。 ■現在において鯨の個体数は減っているのではなく、逆に増加している  代替燃料の登場で、欧米諸国は鯨油確保のための乱獲をする必要がなくなりました。それにあわせて鯨の個体数も増加に転じています。 ■増えすぎた鯨が、その他の水資源を食い荒らしている。  鯨が悪いわけではありません。彼らも食べなければ生きていけません。欲しいときには乱獲し、自分たちにとって必要なくなったら規制を叫ぶ。欧米諸国の身勝手な行動により、水資源全体のバランスが崩れています。 ■商業捕鯨禁止は環境保護とは関係なく、政治的産物以外の何者でもない。  動物愛護・環境保護系の団体からの、選挙における支持は大きな票田です。寄付金もまた膨大です。こういったロビー活動は欧米では当然のことで、悪いことではありません。だからと言って、なぜ商業捕鯨禁止が必要なのかは誰も説明できていません。耳障りが良く、利権が大きいことだけは事実です。 これら全て周知の事実です。にも関わらず商業捕鯨の道は開かれません。それどころか、反捕鯨団体による暴力的な妨害活動にさらされているのが現状です。 本書では、地球的資源保護の視点・人類文化の視点で、鯨の生態や文化としての捕鯨、反論の余地のない統計数字にもとづく捕鯨の正当性について論じられています。以下の言葉に編著者の情熱が凝縮されています。 「10年の歳月をかけた鯨の科学、法学、捕鯨の歴史・技術、反捕鯨運動、国際交渉の内容など全てが一目でわかる日本で初めての鯨の総合的専門書」(本書「はしがき」より)。 鯨と捕鯨について包括的かつ論理的に学び、文化を次世代に受け継ぐための良書です。

Posted by ブクログ

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