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はじめての宗教学 『風の谷のナウシカ』を読み解く
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社/ |
発売年月日 | 2001/06/30 |
JAN | 9784393203019 |
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はじめての宗教学
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はじめての宗教学
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
宮崎駿の世界と仏教・チベット宗教の共通点を探る。ナウシカの名前は元々ホメロスのオデュッセイアの理想の女神からきている。そして、キリスト教、仏教、アニミズムをナウシカの場面から分かりやすく解説する。著者の試みは大胆ではありますが、ナウシカから強引に結びつけていかざるを得ない面もあり...
宮崎駿の世界と仏教・チベット宗教の共通点を探る。ナウシカの名前は元々ホメロスのオデュッセイアの理想の女神からきている。そして、キリスト教、仏教、アニミズムをナウシカの場面から分かりやすく解説する。著者の試みは大胆ではありますが、ナウシカから強引に結びつけていかざるを得ない面もあり、やはり宗教学の本でした。ナウシカの青と赤そして金色の意味。マリア像と不動明王などの仏像の色との関係は説得力がありましたが。
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本書はタイトルをそのまま信じてはいけない。 本書の主役はあくまで「宗教学」であって『風の谷のナウシカ』ではない。 だから正直ってこのタイトルは失敗かもしれない。 でも、 それを理由に本書を読まないのはかなりもったいない。 だってこの本、読んでみると本当にわくわく...
本書はタイトルをそのまま信じてはいけない。 本書の主役はあくまで「宗教学」であって『風の谷のナウシカ』ではない。 だから正直ってこのタイトルは失敗かもしれない。 でも、 それを理由に本書を読まないのはかなりもったいない。 だってこの本、読んでみると本当にわくわくする本なのだから。 たとえば本書の中盤あたりでは、 ナウシカの服の色からキリスト教の宗教画における図像学の話になり、そこからインド神界のシヴァやクリシュナへ飛び、果ては日本の密教に戻ってくる。そうやって各宗教における「青」の持つ意味を検証していくと、高貴な天上と同時に死や憎悪をもあらわしているという両義性にぶちあたるのだ。 両義性? そういえば主人公ナウシカと同じく物語の重要な鍵を握っているオームの瞳も青だったよね。だから『風の谷のナウシカ』内で少女と巨大な虫というまったく正反対のものが同じ青色をイメージカラーに背負っているというのは、宗教学的にきちんとした意味があることなんだ。 本書はこんな感じで、 『風の谷のナウシカ』をいわば交差点として、キリスト教や日本古来のアニミズム、道教や陰陽五行説、インド仏教などさまざまな宗教を語っていく。 純粋にタイトル通り「『風の谷のナウシカ』を読み解く」本として読むと、「おいおいそりゃこじつけだろう」とか「いや、駿パパはそこまで言ってない」といくらでも批判したくなるのだけれど、本書は目的はそこじゃない。あくまでも宗教学を語るためのツールとしての『風の谷のナウシカ』なのだ。 そこを踏まえて読むと本当に面白い。 http://loplos.mo-blog.jp/kaburaki/2011/01/post_c122.html
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2011.5.24 追記: 色彩に関心を持つようになった頃に出逢った本。チベット密教に詳しい方を探していて、正木晃さんに辿り着きました。東京大神宮で開催されていた勉強会に参加し、その場で購入した一冊。 http://yukikazet.exblog.jp/12643003 ==...
2011.5.24 追記: 色彩に関心を持つようになった頃に出逢った本。チベット密教に詳しい方を探していて、正木晃さんに辿り着きました。東京大神宮で開催されていた勉強会に参加し、その場で購入した一冊。 http://yukikazet.exblog.jp/12643003 === (2010.3.23の記録) 何年か前チベットに行く前に買って読んでとても面白かった(筆者はチベット密教の研究者でもあります)。 昨日久しぶりの名古屋の自室の本棚で見つけてパラパラと読む。筆者の他の著作と合せてまた改めて読んでみたいなと思った。 永遠に大人にならない存在の象徴としてのオウム、とか。気になる言葉がたくさん潜んでいます。
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