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誰も知らない防衛庁 女性キャリアが駆け抜けた、輝ける歯車の日々 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2001/09/10 |
JAN | 9784047040502 |
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誰も知らない防衛庁
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誰も知らない防衛庁
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
元防衛庁職員が勤めて…
元防衛庁職員が勤めていた時代のことを書いた本であるが、正直たいして面白くなかった。女性登用が少なかった時代の職員なのでそういう体験記としては価値があるかもしれない。
文庫OFF
80年代に入省した女性キャリアから見た防衛省・自衛隊が描かれている。当時の日本社会から見た防衛省・自衛隊の扱い、組織の文化や、問題点を知ることができる資料として価値がある本。 同時期に入省された黒江元次官の経歴と比較しながら読むと、国家公務員の採用は本来男女平等であるところ、い...
80年代に入省した女性キャリアから見た防衛省・自衛隊が描かれている。当時の日本社会から見た防衛省・自衛隊の扱い、組織の文化や、問題点を知ることができる資料として価値がある本。 同時期に入省された黒江元次官の経歴と比較しながら読むと、国家公務員の採用は本来男女平等であるところ、いかにそれが実現されていなかったか、当時の防衛省が女性のキャリアパスをどう設計するか模索しており、男女の機会平等が道半ばであったかがよく見えてくる。 この本が書かれてから時間が経つが、変化しつつあるところと、変わっていないところがある。例えば自衛隊と軍隊の本質的違いとして、非常時を想定した独自の「法と正義」の有無が挙げられており、これらがない自衛隊はあくまで「武装した国家行政組織」でしかないという指摘は、近年問題視されている各課題(ドローンの活用が各種法令との関係で難しい等)の土台を理解する上で腹落ちするものであった。
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「均等法以前」、しかも、おおっぴらに話題にすることがタブーだった「防衛庁の中」を知ることができます。 本人の努力とは関係ないところで、環境が変わること。一方で、その環境が変わったとき、それまで自分が築いた努力や別の世界へと飛び出す勇気が加わると、新しい世界が自分のものになること...
「均等法以前」、しかも、おおっぴらに話題にすることがタブーだった「防衛庁の中」を知ることができます。 本人の努力とは関係ないところで、環境が変わること。一方で、その環境が変わったとき、それまで自分が築いた努力や別の世界へと飛び出す勇気が加わると、新しい世界が自分のものになることが実感できます。 あきらめずに強く日々を生きることが正しい、と歯車のひとつとして働くひとたちに勇気をくれます。 そして、後に、しかも大分あとになって明らかになるる、「日米地位協定」が不意に登場してきます。 この本で著者がぽつりと感じたことは、今日現在でも、危惧のままだと思います。「本当の有事」には、日本の統治機構はすべて、実質的にアメリカの司令官の指揮下におかれるのではないか、という現実です。 日本なのに部分的に日本の手が入れない場所、つまり、「日本なのに日本でない」部分があることは、今や多くの人が意識するところになりました。 一方で、日本の自衛隊が、一般法の下で活動してきた以上、そのまま軍隊にはなり得ないこと。 それは、「有事立法」をするだけでは足りないことが、この本を読むと理解できます。 一人の女性キャリアの自伝エッセイとしても、今もそこにある重い現実を知らしめる一冊としても、価値あることは間違いありません。 そして、最後の部分は、一人の人生におきた出来事としてあまりにも重く、読むひとにも深いショックを与えることでしょう。 いろいろな意味で「心して」読むべき本です。
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