商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2001/09/26 |
JAN | 9784569618258 |
- 書籍
- 新書
国際連合という神話
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国際連合という神話
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
はじめに連合国に「国際連合」という別名を与えて目くらましとしたことくらいは知っていたが、国連がどれほど壊れているかを認識できていなかった。さらに ・国連大学を、主要国は審議にも値しない案件と見ていたのに、日本がただ一国熱狂し、日本の横車に国際社会が根負けする形で成立したこと ・拠...
はじめに連合国に「国際連合」という別名を与えて目くらましとしたことくらいは知っていたが、国連がどれほど壊れているかを認識できていなかった。さらに ・国連大学を、主要国は審議にも値しない案件と見ていたのに、日本がただ一国熱狂し、日本の横車に国際社会が根負けする形で成立したこと ・拠出金分担率が敵国でありながら常任理事国三国を越える時に、問題提起するどころか負担が増えることを目出度いとする雰囲気であったこと も。 筆者は、連合国の枠組の中で敵国である日本こそ、次の世代の国際機関を提唱すべきと言う。理想を夢見るのではなく地道で現実的な暫定的制度をめざせと。
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ようやく国連という「美しき誤解」から目覚めさせてくれる適切な本がでた。左翼的国連礼賛よりもむしろ、常任理事国をと指をくわえている保守派こそが一読すべき書。
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▼本書はそのタイトル通りから国際連合を批判的に考察しているように思われがちだが、実際には、戦後日本と国連との関わり方を批判的に叙述していると言った方が正確。 ▼確かに、国連は第二次大戦“中”から模索され、連合国のつくった機関であり、集団安全保障を高らかに謳いながらも、現実には集団...
▼本書はそのタイトル通りから国際連合を批判的に考察しているように思われがちだが、実際には、戦後日本と国連との関わり方を批判的に叙述していると言った方が正確。 ▼確かに、国連は第二次大戦“中”から模索され、連合国のつくった機関であり、集団安全保障を高らかに謳いながらも、現実には集団的自衛権の延長線上にしかない。 ▼だからといって「多数の主権国家が一般的な政治的了解を相互に模索するフォーラム」である国連を否定するだけでは無益だ。決して世界政府にはなれないという本質的な限界はあるが、その本質を理解した上で現実(=今の国連)を理想に近づけていくこと(=改革を進めること)は有益であろう。 ▼ちなみに、本文中に「主権国家が明示に交戦権を否認することは国際法に照らして法的適合性を欠く」旨の叙述があるが、強制的にはく奪されたならともかく、持つのが自由なら、持たぬのもまた自由というものである(なお、ここではその是非には立ち入らない)。
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