商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2001/08/01 |
JAN | 9784101233314 |
- 書籍
- 文庫
ダウン症の子をもって
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ダウン症の子をもって
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
職業柄、私は障害児と…
職業柄、私は障害児と接する機会が多い。その中でもダウン症の子は、本にもあるとおり、穏やかでやさしい性格だ。著者の次男は、まだ日本に福祉施設が完備されていない頃に生まれ育っているため、並みならぬ苦労があったと思うが、本を読んでいると、ご子息の常識を超えた面白い生活と、決して暗くない...
職業柄、私は障害児と接する機会が多い。その中でもダウン症の子は、本にもあるとおり、穏やかでやさしい性格だ。著者の次男は、まだ日本に福祉施設が完備されていない頃に生まれ育っているため、並みならぬ苦労があったと思うが、本を読んでいると、ご子息の常識を超えた面白い生活と、決して暗くない、ユーモアと愛情あふれる家族の絆が伺える。薄い本なのに、内容はたっぷりである。いろんな人に読んでいただきたいと思う逸作。
文庫OFF
淡々と、子供の言動が綴られている。 心にズッシリと来てしまうあたり、まだまだ人間としては未熟であることを知らされる。
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この疾患については、前々から気になっていたが、今回、この本を手に取る機会があったので読んだ。本書では、ご両親の書いた連絡帳をベースにして、その成長ぶりがエピソードとともに綴られている。 揺るぎない子どもへの愛情に泣かされるとともに、ここに書かれていることの何倍もあったであろうご...
この疾患については、前々から気になっていたが、今回、この本を手に取る機会があったので読んだ。本書では、ご両親の書いた連絡帳をベースにして、その成長ぶりがエピソードとともに綴られている。 揺るぎない子どもへの愛情に泣かされるとともに、ここに書かれていることの何倍もあったであろうご苦労や、世間の偏見との戦い(もしかしたら諦めも)など、思いは尽きない。 どんな子どもであっても、どんなに悪態をついたとしても、やはり子どもは可愛い。愛しい。たまに見せてくれる表情や親愛の表現など、無条件で依存してくれる人がいるということの喜び。そして、そういう存在を残して逝かざるを得ないいうことへの不安。 障害を持つ子の親の比ではないだろうが、そういう気持ちはすべての親に共通だろう。 今、自分たちのまわりに、障害者がいないことの不自然さを認識しておくこと。求められているのは、同情でも手助けでもなく、理解と自立への支援であり、見守ることだと思う。 (105) [more] (目次) 1 生まれた頃のこと 2 小さいときの記録 3 学齢に達した頃 4 「自立」のために 5 生活のなかで 6 心のつながり 7 可能性の哲学
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