商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2001/11/19 |
| JAN | 9784003225479 |
- 書籍
- 文庫
人間の絆(中)
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4.1
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ある日、ミルドレッド…
ある日、ミルドレッドという女が姿を現す。美しいが傲慢な彼女に反発を感じながらも、フィリップは彼女の虜になってゆくのだった。
文庫OFF
9歳で両親を亡くした主人公が30歳になるまでの成長を描いた教養小説。 足の障害を持ちイジメを受けたせいでコンプレックスを抱え、自身のその歪んでしまった精神から何をやってもうまくいかず挫折を繰り返す。 この本が原作となった映画「痴人の愛」のシーンにもあるが、ある日出会った女性に弄ば...
9歳で両親を亡くした主人公が30歳になるまでの成長を描いた教養小説。 足の障害を持ちイジメを受けたせいでコンプレックスを抱え、自身のその歪んでしまった精神から何をやってもうまくいかず挫折を繰り返す。 この本が原作となった映画「痴人の愛」のシーンにもあるが、ある日出会った女性に弄ばれ、相手に憎しみを持ちながらも離れられない愚かな心に長年苛まれる。 最初は駄目な男だなと思っていたが、次第にその駄目な主人公を少しずつ応援する自分に気づき、最後にはどうか彼がもういい加減幸せになってくれないと参っちゃうなどと思うくらいだった。結末については賛否があるようだし、確かにあと二つくらいのパターンも考えられたが、自分としては納得できる結末で、まんまとモームの策略に引っかかり、上中下合わせて1200頁を超える大長編小説もワクワクしながら楽しく読み進み、読後感としては爽やかな気持ちになった。
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「いつも生活費を気にしなくてはならないのは、ひどく屈辱的だよ。 金を軽蔑する人間を、私は愚かだと思う。そんなのは偽善者か馬鹿者だ。 金銭というものは、第六感みたいなもので、それがなければ、 他の五感もうまく働かない。」 パリで画学生としての生活を続けるフィリップ。 上巻に登場し...
「いつも生活費を気にしなくてはならないのは、ひどく屈辱的だよ。 金を軽蔑する人間を、私は愚かだと思う。そんなのは偽善者か馬鹿者だ。 金銭というものは、第六感みたいなもので、それがなければ、 他の五感もうまく働かない。」 パリで画学生としての生活を続けるフィリップ。 上巻に登場したとある登場人物。 フィリップからすれば、不可解で不愉快な行動をすると思っていたその人に、 そうせねばならぬ実に切実な理由があることが判明し、 彼は大きなショックを受けることとなる。 才能と生活していくための経済力。 悩んだ末に、彼は辛辣と思っていた教師の判断を仰ぐことにする。 このフォアネ先生の言葉、名言しかない。(出だしの文がそうです。) 自分に向いていない分野を追い求めるのは良いことでない。 早くあきらめろと言う残酷な忠告が必要な時もある。 伯母の死もあり、フィリップはイギリスに戻り医学生として生活する道を選ぶ。 しばらくは堅調な学生としての暮らしをしていたが、 彼が恋に落ちたことですべては一変する。 みじめったらしく、抗えない、支離滅裂で 悪い病気にでもかかったような恋情。 何一ついいところがないと思っているのに 彼女のことを考えない時はない。 怒涛のような彼女との日々が今巻の主軸ではあるが、 すべてが終わり、医学生としてまた一歩進んだフィリップの目覚めもまた面白い。 見習いではあるが、たくさんの患者と接することになり、 人間観察という面で、非常に得難い経験をするフィリップ。 様々な人生を目撃することによって、磨かれる洞察力。 このあたりの描写はたいへん穏やかで 彼の美質である観察眼や知性が輝いている。とてもいい。
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