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超限戦 21世紀の「新しい戦争」
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超限戦 21世紀の「新しい戦争」

喬良(著者), 王湘穂(著者), 劉き(訳者), 坂井臣之助

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超限戦 21世紀の「新しい戦争」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 共同通信社/
発売年月日 2001/12/17
JAN 9784764104983

超限戦

¥2,530

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2019/12/05

1999年2月に出て本土だけでなく香港などでもよく売れた。アメリカが「一強」の座を手放すことは無くテロ、サイバーテロがそれに向けられる兵器となるだろうと指摘していたのが「戦争の新時代を予言していた」と2001.9.11のあと評価されこの日本語版も同年12月出版され英語版も近日中と...

1999年2月に出て本土だけでなく香港などでもよく売れた。アメリカが「一強」の座を手放すことは無くテロ、サイバーテロがそれに向けられる兵器となるだろうと指摘していたのが「戦争の新時代を予言していた」と2001.9.11のあと評価されこの日本語版も同年12月出版され英語版も近日中とある。中国らしく孫子の兵法などの引用もあるがナポレオン、クラウゼヴィッツなども挙げられ「新兵器」「戦争哲学」の分析が主にアメリカが行った1991年湾岸戦争の動機、推移、結果についてなされる。中国の狙いはインターネット閉鎖ではないか 著者は“政権の正当性”=国家のための戦死も肯定する神話構築について触れない。民主主義のアメリカと軍事独裁の中国では中国に西欧の帝国主義への恨み、中華思想=差別感情があっても対等ではない。“民主運動家”が出現する必然である。中国本土でしているようなインターネット検閲は自由主義国に強要するのは不可能だろうから(反米活動家、冷戦時左翼の残党などに交ぜ返させて相対化するのが精々)、サイバー攻撃をお手上げになるまで仕掛けて情報空間を遮断させる、以外に長期的に共産党政権は存続できないという冷厳な認識か。

Posted by ブクログ

2018/11/12

中国軍人による戦略論。現代戦は、軍事のみならず経済、科学技術、文化など、軍事に分野を限定することなく、あらゆる分野をグローバルに取り込んでなされることから「超限戦」と呼び、超国家的、超領域的、超手段的結びつきの重要性を強調する。研究は精緻で、特に前半における従来の戦略論と最近の紛...

中国軍人による戦略論。現代戦は、軍事のみならず経済、科学技術、文化など、軍事に分野を限定することなく、あらゆる分野をグローバルに取り込んでなされることから「超限戦」と呼び、超国家的、超領域的、超手段的結びつきの重要性を強調する。研究は精緻で、特に前半における従来の戦略論と最近の紛争について詳しい。分析も納得できる。ただし、やや分析が陸戦に偏っており、16世紀以降の蘭、西、葡、英、米、日など重商主義や植民地運営等の海洋戦略的な視点に欠ける。10年以上前の著作ではあるが、サイバー戦やテロ活動の重要性を強調しており、その先見性には驚かされる。印象的な記述を記す。 「単価13~15億ドルのB2爆撃機は同じ重量の金より3倍も高い」p37 「今日の世界では、度の強い近視眼鏡をかけた色白の書生の方が、頭が単純で筋肉の盛り上がっている大男よりも現代の軍人にふさわしい」p59 「理想的な条件下で行った戦争は教訓とするには不十分」p79 「21世紀の戦争に勝ちたいと思う国は、どの国でも「改組」か、さもなくば敗北かという二者択一の選択に否応なく直面することになり、ほかに道はない」p87 「勝利の法則を知ったからといって、必ずしも勝利を確実に手中に収めるとは限らない。これは、長距離ランニングの技巧を学んだとしても、必ずしもマラソンで優勝するとは限らないのと同じだ」p223

Posted by ブクログ

2007/05/30

本書は、「911を予測した」とかどーとか、そんな下らないレヴェルではない。中国人民解放軍現役空軍大佐2名による本書は、米国防大学において“分析対象”としても“テキスト”としても高い評価を受ける。彼らは、湾岸戦争からいくつかの重要な示唆をする。例えば、「非軍事の戦争」(テロ、サイバ...

本書は、「911を予測した」とかどーとか、そんな下らないレヴェルではない。中国人民解放軍現役空軍大佐2名による本書は、米国防大学において“分析対象”としても“テキスト”としても高い評価を受ける。彼らは、湾岸戦争からいくつかの重要な示唆をする。例えば、「非軍事の戦争」(テロ、サイバー等の非正規戦)、「非戦争の軍事行動」(≒MOOTW)、技術論、三軍統合運用、「霧の如き同盟」(現在の有志連合)等である。軍事研究者の必読書。ただし、本書後半の黄金率に関しては。。。

Posted by ブクログ

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