商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2001/04/20 |
JAN | 9784166601653 |
- 書籍
- 新書
小論文の書き方
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小論文の書き方
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
文章の書き方について。内容は具体的な書き方というよりも、書く姿勢や心構えについて著者の考え方を紹介。業務報告書作成時に参考にした。
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第一部基礎編以外は「小論文の書き方」と言うよりは連載の時事エッセイをまとめたもの、といったほうが的確だろう。その意味でタイトルは??がつく。テレビなどを見ても著者はどんなテーマでも自分に引き寄せて語る人なので、与えられたであろうハウツー的なテーマからは逸脱している。 それぞれのエ...
第一部基礎編以外は「小論文の書き方」と言うよりは連載の時事エッセイをまとめたもの、といったほうが的確だろう。その意味でタイトルは??がつく。テレビなどを見ても著者はどんなテーマでも自分に引き寄せて語る人なので、与えられたであろうハウツー的なテーマからは逸脱している。 それぞれのエッセイに日付が記してあり、1993年の2月から2001年1月までに書かれたものとわかる。 で、その内容だが、20世紀末の時事論として極めて優れたもので、21世紀序盤を過ぎた今からみても非常に面白いし、示唆に富む。 一例として「スーザン・ソンタグが浮き彫りにした大江健三郎の戦争観」(1999年9月16日)。大江がふわふわとしたイメージでファシズムという言葉遊びとレッテル張りを展開するのに対して、コソボの内戦に5回訪問したソンタグがもし内戦初期に軍事介入をしていれば、多くの虐殺は回避されたとリアルな「ファシズム」への対処を示して大江の言葉をたしなめる。 2016年の現在でも、起こっているのは右とか左の干からびたイデオロギー対立というより、現実をリアルに分析していかに対処するかのリアリズムと、理想論のお題目を並べるドリーマーの対立である。そこには問題解決という本当の意味での論争はなく、埋まらない基本姿勢の相違が目立つだけだ。
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徳洲会マネーで話題の猪瀬直樹がどういった作家だったのかが気になったので閲読。 「小論文の書き方」と銘打ってはいるが、ライティング技術指導書ではなく、小論文を書く際の時事的テーマへの着眼方についての見解や、自身の論説・コラムの列挙により構成されている。 虎ノ門にはびこる天下り法人の...
徳洲会マネーで話題の猪瀬直樹がどういった作家だったのかが気になったので閲読。 「小論文の書き方」と銘打ってはいるが、ライティング技術指導書ではなく、小論文を書く際の時事的テーマへの着眼方についての見解や、自身の論説・コラムの列挙により構成されている。 虎ノ門にはびこる天下り法人の存在に切り込む姿勢や、サラリーマン気質に侵され権力に阿りはじめたメディアへの批判の段には、ジャーナリストとしての堅固な意思が垣間見える分、金銭問題で都知事の職を追われてしまった今読むのは心が痛む。
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