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わたし、ガンです ある精神科医の耐病記 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2001/04/20 |
JAN | 9784166601646 |
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わたし、ガンです ある精神科医の耐病記
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わたし、ガンです ある精神科医の耐病記
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
精神科医の書いたガン闘病記。 ガン闘病記数あれど、この本の秀逸なことは死を無視していないことだろう。死を無視せず、かといって生を諦めず。 医学のこと、置かれた状況のこと、病院という場所のこと。そして、死を迎える人間の心構えまで。 今の世の中、多くの人がガンになり、そし...
精神科医の書いたガン闘病記。 ガン闘病記数あれど、この本の秀逸なことは死を無視していないことだろう。死を無視せず、かといって生を諦めず。 医学のこと、置かれた状況のこと、病院という場所のこと。そして、死を迎える人間の心構えまで。 今の世の中、多くの人がガンになり、そしてガンで死ぬ。 私はガンになることが幸か不幸かはわからないと思っている。 著者が言うように、死ぬときに苦痛が長く続くのは不幸だろう。多くの死に方において、本人が感じる苦痛というのは短時間で済むものだ。 まぁ、脳梗塞などで生き残ると身体の不自由という苦痛が残るが、これはガンの苦痛と少し違うものだろう。 ガンになってよい点と言えば、著者のように死に向かい合えることだろう。それこそが苦痛だ!と思うかもしれないが、私はそうではないと思う。 明日を夢見るように、明日の死を考えられるのは人間であるからだろうから、明日の夢を見ることがよいことであるならSの死を考えることができることもよいことであるはずだ。 著者のように。賞味期限が翌年の年末まである食品を見ながら「私の方が負けてしまうかもな」と思えるのは人間だからで、それでもなお木の苗を植えることができるのも人間だからだ。 もし、私がガンになればこの本を再読するだろう。 この本は、ガン患者だけでなく人間の生き方を考えさせる名著だと思う。 本書が出版される直前に著者は亡くなられたらしい。 ただただご冥福を祈るばかりだ。
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[ 内容 ] 精神科医にして新聞の人生相談で人気の著者が、五十二歳で直腸ガンになった体験記。 初期症状から検査・手術・抗ガン剤治療などを詳細にレポートし、そこで見えてきた諸相を本音で分析する。 病院は医者のためにある、手術は必要悪、インフォームド・コンセントの功罪、民間療法や健康法の意味、予防の限界などをドライに見つめた最後に、近づく死を覚悟したときの精神世界を描く。 [ 目次 ] 1 ことのおこり 2 退院して 3 医療する側・される側 4 ガンをめぐって 5 治るのか治らないのか 6 寸詰まりの余生 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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