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日本おみくじ紀行 ちくま文庫
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日本おみくじ紀行 ちくま文庫

島武史(著者)

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日本おみくじ紀行 ちくま文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2001/05/09
JAN 9784480036360

日本おみくじ紀行

¥814

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2024/05/05

昨日、京都の平安神宮近くにあるみやこめっせで開催している「第42回 春の古書大即売会」に行った。 そこで4冊買った本の中の1冊。 1995年に発行された古本だが、神社やお寺に行くと引く人も多いおみくじ。 おみくじがいつから神社や寺院に置かれて、人々に...

昨日、京都の平安神宮近くにあるみやこめっせで開催している「第42回 春の古書大即売会」に行った。 そこで4冊買った本の中の1冊。 1995年に発行された古本だが、神社やお寺に行くと引く人も多いおみくじ。 おみくじがいつから神社や寺院に置かれて、人々に親しまれるようになったかははっきりしないそうだ。 しかし、「日本書紀」(養老4年=720年)に「玉籤太萬久之」と「籤」(くじ)の文字が出ている。 吉凶の種明かしではおみくじの番号と吉凶の数が載っている。 今では変化しているかもしれないが興味深い。 浅草寺は106本中、大吉16本、凶30本。 金刀比羅宮は15本中、大吉2本、凶はなし。 北野天満宮は25本中、大吉3本、凶4本。 著者は出雲大社でおみくじを引いたときに全体での「吉凶」がないのが面白いと感想を述べている。 確かに他のおみくじで見かける番号の下に書いてある吉凶がない。 その代わり個別では「吉凶」が書いてある。 香川県といえばうどんと金刀比羅宮。 金刀比羅宮は、江戸時代に「一生に一度は金比羅参り」をというくらいの庶民にとって憧れの存在だった。 そんな金刀比羅宮のおみくじには「平」(ひら)がある。 運勢や判断から推察できるように、「平」は文字どおり‘’たいら‘’というか、平凡に暮らすことの大切さを説いていると著者は述べている。 しかし「平」のおみくじは、姿を消して「末吉」に変わっているそうだ。 京都伏見区には、長建寺がある。 その長建寺の「長建寺弁財天開運通宝」は銭の形をしている。 これだけなら他のところにもありそうだが、裏面を見るとビックリ 何と洞窟、いや女性の性器(宝貝)が彫られている。 著者は参拝人を喜ばし、お寺も儲かる仕組みというわけだと感想を述べている。 この他にも全国の有名なところのおみくじを取り上げて、内容と背景について知ることができる。

Posted by ブクログ

2008/11/14

有名社寺のおみくじにおける吉凶の本数が紹介されているのが面白い。また、主な社寺のおみくじを実例付きで紹介しているのも興味深かった。欲を言えば、紹介している社寺に地域的な偏りがあるので、もっと広く日本をカバーして欲しいなと思った(それは著者自身も願っているところだが)。おみくじの歴...

有名社寺のおみくじにおける吉凶の本数が紹介されているのが面白い。また、主な社寺のおみくじを実例付きで紹介しているのも興味深かった。欲を言えば、紹介している社寺に地域的な偏りがあるので、もっと広く日本をカバーして欲しいなと思った(それは著者自身も願っているところだが)。おみくじの歴史や宗教的な意義について大真面目に分析する本ではないので、気楽にサーッと読むことができた。 椿大神社の第一番大吉のおみくじは、おいらも引いたたことがある。あの和歌はイイ!

Posted by ブクログ

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