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ダーウィン 進化の海を旅する 知の再発見双書99
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ダーウィン 進化の海を旅する 知の再発見双書99

パトリックトール(著者), 南条郁子(訳者), 藤丘樹実(訳者), 平山廉(その他)

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ダーウィン 進化の海を旅する 知の再発見双書99

1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創元社/
発売年月日 2001/10/19
JAN 9784422211596

ダーウィン

¥1,540

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2010/07/17

p.2. 「地質学こそ彼の方法の原点だった。小さな効果の積み重ねによって少しずつ世界を変えてきた巨視的な過程を理解するために、現在進行中の微視的な過程を直接観察するという方法、それを彼(ダーウィン)はまさに地質学で学んだのだ。」 p.31 「これから長旅に出ようという人が、わたし...

p.2. 「地質学こそ彼の方法の原点だった。小さな効果の積み重ねによって少しずつ世界を変えてきた巨視的な過程を理解するために、現在進行中の微視的な過程を直接観察するという方法、それを彼(ダーウィン)はまさに地質学で学んだのだ。」 p.31 「これから長旅に出ようという人が、わたしに意見をもとめてきたとする。これにどう答えるかは、その人が今やろうとしている学問を好きかどうか、それを学ぶために旅がどんな役に立つかによって異なる。したがってまず目的をもたねばならず、その目的とは、知識を補完すること、真実を発見することでなければならず、一言でいえば、その目的が旅する人の支えとなり、励みとなるようでなければならない。」 ピーグル号航海記 第2版 1845年 p.35 「わたしはこの航海ではじめて本当の意味で精神を培われ、鍛えられたのだと思う。おかげで植物学の諸分野に熱中するようになり、ずいぶん観察力がついた。だが、頭を働かせるという意味でずっと重要だったのは、訪れたすべての土地で地質を調べたことである。新しい地域をはじめて調べるとき、岩ばかりがごろごろしているとお先真っ暗な気持ちになるが、多くの地点で岩石や化石の性質や層理(地層の断面の縞目)に注意し、地の場所ではどうだろうと推測、予測するようにしていると、やがて光が射し込んできて、全体の構造が多少なりともわかってくる」自伝 p.38 ジャン=バティスト・ラマルクは、1802年に「生物学(biologie)」という用語を造り、気象学の道をひらき、脊椎動物と無脊椎動物をはじめて区別し、無脊椎動物を対象とする古生物学を創始した偉大なナチュラリストで、進化論をとなえたダーウィンの先達の中で最も重要な人物だった。 p.60 火山島の形成も、サンゴ礁の形成も、アメリカ大陸の隆起も、隆起と沈降がバランスをとる地殻の動きも、この理論によって見事に説明できるからだ。こうして彼はつねに時の力を重視するようになり、小さな変化も繰り返し積み重ねれば大きな効果を上げることを意識するようになった。 p.63 「だから、人間の増加はたしかに多くの苦しみをもたらすけれども、この自然な増加率を大幅に下げるようなことは、いかなる手段をもってしてもすべきではない」。これを自由競争の主張と取ることもできよう。だがそれは、苦しみを償うことができるかどうかでシンポの度合いが測れる文明への断固たる支持表明でもある。 p.80 「種の起源」は、一般にダーウィンの最も重要な著作と考えられている。なぜならそこには、「自然選択による変化をともなう継承」の理論がしるされ、博物学的な「証拠」があげられているからだ。彼によればすべての種は、選択され次世代に伝えられた適応的変化をたどることによって、ひとつひとつ系統をさかのぼっていくことができる。

Posted by ブクログ

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