商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2001/06/29 |
JAN | 9784062107105 |
- 書籍
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重蔵始末
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重蔵始末
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逢坂剛さん初の本格時代小説短編連作集、重蔵始末シリーズ1巻。江戸の火付盗賊改方与力にして後の北方探検家・近藤重蔵、二十一歳。年長者・上役を恐れず傍若無人の言動でいっけん傲岸不遜だが弁が立つ型破りな毀誉褒貶半ばする男。配下の同心橋場余一郎や密偵・根岸団平を使い特別誂の「赤い鞭」を武器にロシアの謎の大男、美女のかたき討ち、茶屋の狂歌殺人事件…。寛政の世を揺るがす怪事件を型破りの手法で重蔵が解く痛快無比の捕物帖。時代物の特徴人物心情・情景がバッサリ削られ評価が分れる作品。余りにも重蔵が完璧すぎかも? このシリーズ1巻は橿原図書館にて借りる。2~4巻地元図書館にあり。
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著者初の時代小説なのだが、江戸時代に舞台を移した「禿鷹の夜」のような推理小説にしか感じられない。 著者は”近藤重蔵”に対して人物造形(思い入れ)を行っていないのではないか。 つまり、火盗改時代の資料が残っていないという事を逆手に取って、年少にして博学才気、年長者にも物怖じしな...
著者初の時代小説なのだが、江戸時代に舞台を移した「禿鷹の夜」のような推理小説にしか感じられない。 著者は”近藤重蔵”に対して人物造形(思い入れ)を行っていないのではないか。 つまり、火盗改時代の資料が残っていないという事を逆手に取って、年少にして博学才気、年長者にも物怖じしないと伝えられいるキャラクターが、ある状況下で、どう行動するかを描いた小説(実験的行動小説?)のような気がしてならないのだ。
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与力・同心・小者の3人で事件をみつけ,解決しちゃう〜火付盗賊改方の長谷川平蔵が石川島人足寄場取り廻しで忙しい中,御先手鉄砲組組頭松平佐金吾定寅が火付け盗賊改方に任じられ,その配下の与力・近藤重蔵は僅か二十一歳で跡目を継いだ。剛胆な性格である重蔵は同心・橋場余一郎を遣い,家の子の根...
与力・同心・小者の3人で事件をみつけ,解決しちゃう〜火付盗賊改方の長谷川平蔵が石川島人足寄場取り廻しで忙しい中,御先手鉄砲組組頭松平佐金吾定寅が火付け盗賊改方に任じられ,その配下の与力・近藤重蔵は僅か二十一歳で跡目を継いだ。剛胆な性格である重蔵は同心・橋場余一郎を遣い,家の子の根岸団平を遣って,事件を解決する。関取の鬼ヶ嶽の懐を狙った強盗・ロシアからの間者が帰国費用を稼ぐために商人を狙った事件・変装を得意とする強盗団・女剣士の乱心・覚醒剤(?)密輸〜池波正太郎亡き後を狙ったのだろう・・・中一弥の挿絵を遣っている・・・が,女剣士を悪役に仕立てたらダメだわ。時代物を読むのは大抵男だから・・・中には悪女もいるという程度にしておかないと,読者が引いてしまう。逢坂剛・・敗れたり・・・だ。池波正太郎の跡は,やはり鳥羽亮にしよう(おっと・・最近読んでいないなぁ)
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