商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/ |
発売年月日 | 2001/08/10 |
JAN | 9784344001015 |
- 書籍
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かずら野
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かずら野
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
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貧しい武士の家に生まれ、裕福な商家に一生奉公という名の妾奉公に出された菊子。生活力のない男に翻弄されながら各地を転々、徐々に自分を取り戻していく生涯を描いた大作。折に触れ登場して、菊子を励ます幼なじみの存在が物語に幅を。乙川優三郎「かずら野」、2001.8発行。
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時代小説というジャンルなのだろうか。 もはや純文学の域。 ただモチーフそのものはありきたりではある。 しかし文体は洗練されていて、自然と惹き込まれてしまう。 エピローグは出来すぎるほどキレイに納められていた。
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足軽の次女・菊子は、慕っていた幼なじみの静次郎と引き裂かれ、糸師の大店・山科屋に奉公に出される。周りの奉公人と扱いが違い糸師の仕事奉公でなく父が大金を受け取り妾奉公と身を持って知らされ、絶望に沈む彼女の前で若旦那の富治が主人を殺害する。嫌疑を逃れるため山科屋を出奔し、富治とかりそめの夫婦となった菊子は、夫のために人を裏切り、罪を背負って生きていかねばならなかった。運命に流されまいと必死に生き過去から逃げ、未来を捨てた女が最後に辿り着いた運命の果てを描く、ひたむきさと切なさにあふれる長編時代小説。
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