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黒い春
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黒い春

山田宗樹(著者)

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黒い春

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2000/03/10
JAN 9784048732086

黒い春

¥1,980

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2022/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

未知の感染症の話。感染経路もわからず、治療法もないこの病は本当に怖いと思う。コロナ禍の始まりの頃と似ている。人の歴史は感染症との闘いと読んだことがある。まさにそのことを思い出させる小説だった。

Posted by ブクログ

2021/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感染症をあつかった小説を探していく中で、たどり着きました。医療系のパニック小説かとも思いましたが、サスペンス、いやむしろヒューマンドラマです。 ちょっと前まで元気だった人が、とつぜん黒い粉を吐き出して死に至るという謎の病気「黒手病」が発生。患者はどのようなルートで黒手病にかかったのか、そして黒手病はどのように治療したらよいのかを探るため、監察医や国立感染症センターのスタッフが集められる。だが、治療法どころか、どのように感染するのかもわからない。そして、実はその真菌は、かつての遣隋使によって日本にもたらされ、琵琶湖に封印されたものだった・・・というお話。 ネガティブなことばかりを並べるのはあまり好きではありませんが、いろいろと中途半端な感じが否めません。 ・あんまり怖くない。人がばたばたと、というわけでもないし、医者が防護服を着て治療にあたる、というわけでもない。(黒い粉をはきだす、というのは絵的にこわい。) ・女性の描き方、ちょっと男性のファンタジーが入っている感じ。 ・対策チームが、監察医とか、研究生とかで大丈夫なの?本気でやるなら、そんなメンバーで集まっちゃ駄目でしょ。 といったツッコミが頭に浮かんで、どうも話に集中できんのです。残念。

Posted by ブクログ

2020/02/03

この作家さんの小説は、どれも凄く専門的な取材や下調べによって、その分野の詳細な部分まで適確に描写されている事に感銘を受けます。 この作品も然りで、架空の真菌性肺炎が人類の脅威となって行く事がリアルに描かれています。架空の話である事を分かって読んでいるのに、勘違いしていまう程リアル...

この作家さんの小説は、どれも凄く専門的な取材や下調べによって、その分野の詳細な部分まで適確に描写されている事に感銘を受けます。 この作品も然りで、架空の真菌性肺炎が人類の脅威となって行く事がリアルに描かれています。架空の話である事を分かって読んでいるのに、勘違いしていまう程リアルです。 また、単なるパンデミックの恐怖を描いただけの話ではなく、上手く家族、友人、男女の愛情物語も練り込まれています。 偶然にも、今問題の新型コロナウイルスの脅威と重なる話しで、目に見えないウイルス、細菌、真菌の恐ろしさを再認識させられました。新型コロナウイルス騒ぎが治まり、忘れられそうになる頃に読んで貰いたい話です。 ※ネタバレ➡️期待していたハッピーエンドにはならず、最後は少し恐怖さえ感じさせられました。

Posted by ブクログ

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