商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2000/12/22 |
JAN | 9784488588014 |
- 書籍
- 文庫
スパンキイ
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スパンキイ
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
見知らぬ男が守護精霊"スパンキイ"と名乗り、自分の願いを全て叶えてくれる(というか、うだつの上がらぬ自分を作り変えてくれる)としたら。で実際、主人公の状況は一変、公私共に絶好調になるのだけれど、やっぱりウマイ話にゃ裏がある。そいつはとんでもないモノを要求してき...
見知らぬ男が守護精霊"スパンキイ"と名乗り、自分の願いを全て叶えてくれる(というか、うだつの上がらぬ自分を作り変えてくれる)としたら。で実際、主人公の状況は一変、公私共に絶好調になるのだけれど、やっぱりウマイ話にゃ裏がある。そいつはとんでもないモノを要求してきた……ってな話。 いかに悪魔(自身は悪魔との違いを力説しているが)と言えども、無から有は作り出せないってことで、主人公の状況を変えるためのやり口はかなり強引。言い換えれば「自分がよけりゃ他人はどうだって良いのか?」と問いかけてくるような。 ただ気に入らないのは、それをさしたる疑問も抱かずに受け入れとておきながら、それでいて自分の「支払い」の段階になるとそれはイヤだと逃げる。スパンキイが良心の呵責に訴えようと、自分の周囲に被害を及ぼしてもお構いなし……という、主人公の凄まじいまでの自己中ぶり。まぁスパンキイのやり口も詐欺商法紛いなんだが。とにかく、魅力を感じることの出来ない主人公に対して感情移入できない分、怖さもあまり感じることができなかった。
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スパンキイ対マーティンの対決。おぞましい幻覚の数々を見せ付けながら、体を乗っ取ろうと、せまってくるスパンキイ。まるで、悪夢と現実を行き来しているかのようである。周りの知り合いをも巻き込んで、繰り返される2人の戦いが、途中、少し中だるみ気味で飽きそうになってしまったのが残念。
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