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明るい暗箱 クラシックカメラ選書17
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日ソノラマ/ |
発売年月日 | 2000/06/15 |
JAN | 9784257120278 |
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明るい暗箱
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
戦前、カメラ後進国だった日本が、なぜいま現代のカメラメーカー大国を築いているのか?そのヒントとなる、ある企業の明暗の物語。 Nikonのカメラが欲しくてたまらなくなる一冊。
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紙の本Unlimited消化作戦継続中。 2000年発行の初版本。なんと15年以上積んでおいた本。女子の間に流行った謎のクラカメブームも終わり、デジカメ市場はスマホに駆逐され、ニコンが戦後何度目かの危機に襲われている昨今。 著者の荒川龍彦氏は日本光学にて「ニコン」の商標を発案...
紙の本Unlimited消化作戦継続中。 2000年発行の初版本。なんと15年以上積んでおいた本。女子の間に流行った謎のクラカメブームも終わり、デジカメ市場はスマホに駆逐され、ニコンが戦後何度目かの危機に襲われている昨今。 著者の荒川龍彦氏は日本光学にて「ニコン」の商標を発案した人。レンズの「ニッコール」は戦前からのブランドだが、戦後カメラを開発するにあたり、「Nikko」のkふたつはいやだと「Niko」を決め、語呂のよさで最後をnにしたとのこと。カタカナ3文字、英語5文字の文字数も望ましいという。また、知人の進駐軍の将校に確認の上、「ナイコン」と読まれることもよしとしてこの名前を決めたという。 「明るい暗箱」とは、戦後民間向け商品を開発することになった日本光学が、とにかくカメラを作ってみたが、光線漏れがひどく、「暗箱」でなければならないカメラが成立していなかったという当時の技術水準の事情を示したもの。そこから高級一眼レフで世界を制覇するFの生産終了までが本書の物語。 まあこれを読むと今の事業不振などそよ風程度に思えるw 激しい逆境の中、カメラ事業を立ち上げ、欠陥だらけの商品をなんとか売って、技術力を徐々に身につけてゆく。この本には教訓が満ちている。 戦後立ち上がった多くの製造業の中で、ニコンが成功できたポイントの一つは、レンズの開発製造に関して得意技を持っていたからだと思う。ダビッド・ダンカン氏に技術力を認められ、日本光学の名が世界に広まるのは85mmのレンズの高い品質のため。 逆境にあっても得意技を身につけていればそれを武器に前に進むことができるというのは、ドクトリンが確立している軍隊は強い、というのとおなじぐらい人生の役に立つ情報だと思う。 朝日ソノラマとともに消えてしまったこの本、絶版であるのは極めて惜しいので電子書籍での再版が望まれる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
復刻版しか見たことがないので、復刻版ではいけない理由はわからない。 日本におけるカメラ技術の黎明期におきたことと、解決の方向性をしることができる。
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