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寵児 講談社文芸文庫
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寵児 講談社文芸文庫

津島佑子(著者)

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寵児 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2000/02/10
JAN 9784061976986

寵児

¥1,430

商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

想像妊娠・・・男にと…

想像妊娠・・・男にとっては、なかなか理解できない現象に惑わされている女性の、性的自立を描いた作品です。これは男性に読んでほしい本。

文庫OFF

2025/01/24

高子が子供じみていて違和感が虚構の力を上回れなかった。自立できていない(「自分の気持ちを優先する人」)のに、夏野子を自分の庇護下に置こうとしたり長田や姉の視線をうっとおしく感じていたりして若干イラっとしてしまった。冒頭の透き通った山の描写と想像妊娠発覚後に星雲の夢を見るところ、最...

高子が子供じみていて違和感が虚構の力を上回れなかった。自立できていない(「自分の気持ちを優先する人」)のに、夏野子を自分の庇護下に置こうとしたり長田や姉の視線をうっとおしく感じていたりして若干イラっとしてしまった。冒頭の透き通った山の描写と想像妊娠発覚後に星雲の夢を見るところ、最後にキッズにおもちゃの銃で撃たれるくだりは良かった。

Posted by ブクログ

2024/12/03

36歳の高子は、離婚した畑中とのあいだに生まれた夏野子という娘とともに暮らしています。彼女はときどき土居という男と関係を結んでいますが、土居は高子や夏野子の気持ちを慮るような男ではなく、妻にも子どもを産ませてもいっこうに平気な顔でいます。 その後高子は、畑中の友人の長田という男...

36歳の高子は、離婚した畑中とのあいだに生まれた夏野子という娘とともに暮らしています。彼女はときどき土居という男と関係を結んでいますが、土居は高子や夏野子の気持ちを慮るような男ではなく、妻にも子どもを産ませてもいっこうに平気な顔でいます。 その後高子は、畑中の友人の長田という男とも関係をもつようになります。やがて彼女は、長田の子どもを身ごもったと信じ込み、しだいに彼女の身体にも変化が生じます。夏野子は、母親としては奔放にすぎる高子との生活に疲れ、高子の姉のもとに身を寄せ、姉も高子の振る舞いに眉をひそめて苦言を呈します。 ところが、病院をおとずれた高子は、お腹に子どもがいないという驚くべき事実を告げられます。妊娠した子どもを産みたいという高子の宣告を受け、その後じつは想像妊娠だったと教えられた長田は、彼自身が誠実だと信じるしかたで高子の思いを受け止めようとしますが、それは高子自身の思いとはまったくかけ離れたものであり、彼女を傷つけるだけに終わります。 身勝手な男で、夏野子に対しても辛くあたる土居と、自分では誠実なつもりでありながら、じっさいは高子の気持ちに対して鈍感で彼女を深く傷つける長田が、対比的なしかたで登場します。一方で、彼らが性と出産をめぐる高子の思いをいっこうに理解できず、想像上のお腹の子どもとともに生きようと考える高子の孤独な心のうちがえがかれています。

Posted by ブクログ