商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/02/09 |
JAN | 9784167209117 |
- 書籍
- 文庫
不思議の果実
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不思議の果実
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
インタビューのときに…
インタビューのときに心がけていることや、ルポライターとしての著者のモットーなどが書かれた一冊。
文庫OFF
沢木耕太郎のエッセイ集『不思議の果実―象が空を〈2〉』を読みました。 『あなたがいる場所』、『夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉』に続き、沢木耕太郎の作品です。 -----story------------- インタヴュアーの役割のひとつは、相手の内部の溢れ出ようとしている言葉の...
沢木耕太郎のエッセイ集『不思議の果実―象が空を〈2〉』を読みました。 『あなたがいる場所』、『夕陽が眼にしみる―象が空を〈1〉』に続き、沢木耕太郎の作品です。 -----story------------- インタヴュアーの役割のひとつは、相手の内部の溢れ出ようとしている言葉の湖に、ひとつの水路をつなげることなのかもしれない…。 彼ないし彼女を理解しつくしたいと願いつつ、人と会う。胸揺さぶられる一瞬を期待し、ボクシングを、映画を、オリンピックを見る。 デビュー以来、飽くことなく続く「スタイルの冒険」。 ----------------------- 1993年(平成5年)に刊行された『象が空を』を3分冊にして文庫化した作品の第2作… 本作品には、インタヴューに関するエッセイ『第二部 水路をつなぐ―会う』と映画やスポーツ等の見るものに関するエッセイ『第四部 不思議の果実―見る』が収録されています。 ■水路をつなぐ―会う ・兄貴分 ・オーケーよ ・知恵の木 ・幻の「西四十三丁目で」 ・言葉の湖に水路をつなぐ ・使い古された言葉でなく ・一期一会なんて言わないで ・理解しつくしたいという情熱 ・純白の濁り ・女優 吉永小百合 ・秋のテープ 美空ひばり ■苦不思議の果実―見る ・挽歌はもう歌えない ・自己の再生という幻想 ・さらさらとした悪夢 ・映画のための風景 ・揺れて、揺れて ・三枚の写真 ・恋と呼ばずに ・カウント・ダウン ・持てる者と持たざる者と ・夢見た空 ■解説 和谷純 インタヴューの要諦とは、相手の言葉の湖に水路をつなげることなのだ…… 人と会い、映画をスポーツを見る日々の心の震えを語る。 インタヴューに関するエッセイ『第二部 水路をつなぐ―会う』では、大女優や大歌手のさらされていない一面を知ることができた『女優 吉永小百合』と『秋のテープ 美空ひばり』が印象に残りました… 沢木耕太郎のインタヴュアーとしての力量や文章の巧さを改めて感じましたね。 映画やスポーツ等の見るものに関するエッセイ『第四部 不思議の果実―見る』では、小津安二郎監督作品に関する『挽歌はもう歌えない』や『揺れて、揺れて』、ロバート・キャパの写真に関する『三枚の写真』、高倉健に関する『恋と呼ばずに』、ヘルシンキで開催された第1回世界陸上選手権に関する『カウント・ダウン』、カシアス内藤に関する『持てる者と持たざる者と』ロサンジェルスオリンピックに関する『夢見た空』が印象に残りました… 特に沢木耕太郎のスポーツに関するエッセイやノンフィクションは面白いですね、好きです。
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この作品は内容が雑多だが、得るものがあった。 沢木耕太郎でもインタビューに際して毎回臆しそうになるという点は、参考になった。
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