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女と男のだましあい ヒトの性行動の進化
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2000/02/19 |
JAN | 9784794209511 |
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女と男のだましあい
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
2010/7/2 予約、7/7 借りる。 「ヤノマミ」で Jugem Amazon 検索したら、この本が Hitしたので、読んでみようと思ったが、 それほど面白そうでもない。 目次とあとがきを読んで、返却 内容と著者は 内容 : なぜ、男女間に磨擦はつきものなのか? 世界...
2010/7/2 予約、7/7 借りる。 「ヤノマミ」で Jugem Amazon 検索したら、この本が Hitしたので、読んでみようと思ったが、 それほど面白そうでもない。 目次とあとがきを読んで、返却 内容と著者は 内容 : なぜ、男女間に磨擦はつきものなのか? 世界規模の調査に基づき、愛とロマンスにかかわるすべてを進化心理学の観点から分析。 人々が、無意識のうちに進化がつくりあげたヒトの性戦略に従って行動していることを明らかにする。 著者 : 進化心理学専攻。 ハーヴァード大学助教授、ミシガン大学教授を経て、現在、テキサス大学オースティン校心理学教授。
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人間の心理や行動がどうやって形成されてきたかを、進化論的な視点から探るという「進化心理学」の視点から、男女の性戦略について考察する。たとえば男性が女性よりも「見た目」を重視するのはなぜか? 女性の生殖能力が男性に比べて年齢に左右されやすいため、より若く健康な女性を手に入れた男性...
人間の心理や行動がどうやって形成されてきたかを、進化論的な視点から探るという「進化心理学」の視点から、男女の性戦略について考察する。たとえば男性が女性よりも「見た目」を重視するのはなぜか? 女性の生殖能力が男性に比べて年齢に左右されやすいため、より若く健康な女性を手に入れた男性の遺伝子が生き残ってきたからだという説明になる。一方で女性は、男性に比べて容姿を重視しない代わりに、経済力と献身を要求する。子孫を残すために、そのほうが有利だったからだ。「愛」とは自分の持つ性的/経済的/精神的/遺伝的な資源をひとりの人間に提供することを意味している。愛は人類共通の現象であり、その第一の機能は繁殖に必要な資源の提供を約束することである。 こーいう身も蓋もない観点からの考察は、道徳とか文化とかでごまかされている「ホンネ」の部分を次々に暴いていく。たとえば、1960年代末~70年代にかけてアメリカで起こった「セックス革命」。多くの女性がセックスを留保することをやめ、男性に誠意ある献身を求めることなしに、性的な関係を結ぶようになったこの時期は、ベビーブーム期に生まれた女性が年上の男性の不足に悩んでいた時期と一致していると指摘しているのは、なるほどなーと思った。 一冊を通してこの本は「欲求は進化によってつくられたものである」ということを指摘している。たとえば一部の社会で男性が処女性を高く評価するのは、自分の遺伝子を確実に受け継がせるうえで優位だったからだろう。しかし一方で、カジュアルセッックスにおいては、男性は経験豊富な女性を評価する。自分もお相手のひとりに加えてもらえる可能性が高いと判断するからだ。 たとえば一夫一婦制について、「それが道徳であるから」受け入れるという考えもあれば、「それが男女の性戦略において、両方ともが妥協できる安定解だったからだ」という考えもあっていい。どっちかというと、後者のほうが応用が利くなぁ……と思う。 間違いたくないのは、「だから欲求が道徳的に肯定される」というわけではないということ。欲求と道徳は別の話。また、男性と女性の性戦略が異なるのはたしかだが、すべての男性が・すべての女性が・その戦略を一律に採用しているわけではないということは言うまでもない。男性が女性を支配しようとするのは「女性の性行動」を支配しようとしているのだ、ということはたしかだが、だからといって「すべての男性が結託して、女性を支配しようとしている」というわけではなく、むしろ同性間での競争が激しいことにも注意したい。
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進化心理学なる、人間の心理は進化過程における生存戦略の中で発達してきたとする、新しい学問に関する入門書。本書ではその中でも男女の性行動に焦点があてられている。序盤は結論ありきのこじつけぎみた論証、表裏一体の論理の表と裏を行ったり来たりしただけの説明に霹靂したが、中盤以降は統計など...
進化心理学なる、人間の心理は進化過程における生存戦略の中で発達してきたとする、新しい学問に関する入門書。本書ではその中でも男女の性行動に焦点があてられている。序盤は結論ありきのこじつけぎみた論証、表裏一体の論理の表と裏を行ったり来たりしただけの説明に霹靂したが、中盤以降は統計などの豊富な傍証の元での展開に、なるほどなぁと感心させられる部分が多かった。人間心理を扱う以上、アンケートなどの解答に対しても、裏の意味まで考慮する必要があったりと、核心に辿り着くにはハードルが高いが、とりあえず妥当な結論には落ち着いていると思われる。
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